ここ数日、戦争に関するテレビをよく見ます。
年に1度しかこの話題について真剣に触れる機会がないからでしょう。
災害知らずの富山県。
災害だけでなく、戦争のこともよく知らないと思います。
あんまり戦争で誰だれが亡くなったという話も聞かずに育っています。
そんな私なので、もちろん無頓着でした。
しかし、その私が戦争をはじめて意識したのは
お恥ずかしいですが、たった1年ほど前に鹿児島に行ったとき。
知覧(ちらん)特攻会館という、南九州地方にある博物館に行ったときです。
広島、長崎の原爆はあまりにも有名ですが、
こちらは「特攻隊」という、終戦・敗戦直前に作られた特別の「あがくため」の
攻撃部隊に関する博物館なのが特徴。
ですから、彼らはみんな「死」を意識しており(死の2時間前に書いた手紙とかもありました)、
そんな手紙や写真がずらっと並べられていて、
無頓着な私も、さすがにずどーんと凍りついて
そこから動けなくなってしまったのを覚えています。
「戦争ってかっこいい」
そんな雰囲気が充満する世界が当時あったと思われます。
そこで出会った人にその話をしたら
みんなそれなりの反応をしてくださり
鹿児島の人にとって、戦争って、
私の想像をはるかに超えるくらい重いものなのかな
と思った記憶があります。
ちがいますが、台風も多いみたいですね。
「毎日台風、地震だからオレらはもう慣れている」
と熊本の人が言っていたし・・。
戻って、沖縄の関係か、沖縄に近い鹿児島には
万世(ばんせい)飛行場という特攻部隊もあったことを
昨日、テレビで知りました。
万世飛行場の当時の特攻隊員が当時を語るという内容でしたが
知覧の博物館とよく似ていたので
知覧や戦争のずっしりした気持ちを
今、再度思い出したのでした。
今のテレビでも言っていたけど
日本の戦争報道はベールがかかっています。
「日本は負けた、たくさんの人が死んだ、だから戦争はよくない。」
とよく言われていますが、
結局、その戦争の発端は何なのか、そのときの世界情勢はどうだったのか
と、日本の加害者部分の話はほとんどされることがない。
そういえば、なんで戦争って起こったんだろ。。。昔習った日本史思い出すことしばらく。
たしか、日本ってその前からずっと戦争ばかりしてきたよなあ、ずっと勝ってきてたし。
そういうこと・・・。