今日は新たなサービスをひとつ考え

どうすれば私とクライアントの双方にメリットが

立つかを模索していた。

そして、それは、私だからできることでないと、

誰かにすぐに真似されるようなものではいけないのだ。


私は以前はまるで機械のように

ひたすらノルマを達成するために走り回っていたから

周囲は私に新商品企画などできるわけがないと

思っていたのか、そういう仕事は一切まわってこなかった、

悲しい現実。


だからあのときより今のほうが楽しい。

私はひとつのことを深く掘り下げるより

いろんなことを手広くやることに

よろこびを感じるようだ。

「あぶはちになるなよ」との戒めもあずかり

はい、そこは気をつけます。


会社が建てた家の中で、家具や鍋は好きにしていいからと

言われるのが会社員だとしたら

家から自分で建てられるのが自営。

何の木を使ってもペンキで好きな色塗ってもなにしても自由。


いくら自由にやらせてくれる会社で働いていても

自営より自由じゃない意味がここでわかる。


というふうに、私は物事を考えるときは

差別化を大げさなまでにくっきりくっきりとしていきます。

そこで私は「そうか、ペンキで壁塗っちゃえばいいんだ、

だって、これは私ならではの特権だし」と考えるのです。

そうしてようやく前に進むことができるのです。