ロシアも日本も お茶を飲む歴史や伝統をもつ国です。
なので
ロシア総領事館でのイベント 第2弾、
「日本とロシアのお茶文化交流会」開催いたしました。
こんにちは
イベント コーディネーター 堀 薫です。
日本のお茶とロシアの紅茶のコラボお茶会です。
日本代表は
お抹茶
花道、書道、武道、など「道」を極める 世界に誇れる日本文化のひとつに 茶道 があげられます。
単にお抹茶を入れるだけでなく、茶室の飾りやお茶会で出す和菓子など 生活の広い分野にわたる文化や歴史を凝縮した
日本の「おもてなしの心」
心を落ち着かせ 慎み深く 相手に対しての心遣いを形にする、
もはや 芸術の域かもしれない
お点前の作法は 一見簡単そうですが、
邪念あると間違えてしまいます。
精神を集中し 雑念なく取り組むことで、
清らかな気持ちになれます。
「茶の湯とは ただ湯を沸かし 茶を点ててのむばかりなることを 知るべし」(利休)
それでは
例によって 門の前で機動隊チェックを受けて
さぁ ロシア総領事館の中へ
建物に一歩足を踏み入れると そこはもうロシア。
研ぎ澄まされたような 静寂で高尚な空気を感じたます。
壁一面には 木彫りの彫刻がある施され、
ロシア本国から運びこまれた調度品の数々。
大理石の大広間や、
あたたかい灯をともすランプなど 異国情緒に溢れています。
そう簡単には入れない 特別な場所で、
特別な時間。
いよいよ 文化交流会のスタートです。
司会進行も私のお役目。
副領事に開会のご挨拶をしていただいて、
まずは日本のお茶 お抹茶講座から〜
ご協力いただいたのは 加藤銘茶本舗の皆様
茶道教室を主宰する 裏千家准教授の加藤 あずさ先生
とご家族(ご主人とお嬢さん)
あずさ先生に お茶のお作法を教えてもらいます。
お抹茶の健康美容効果や
「サービス」と「おもてなし」の違い
まずは座学
そして お待ちかね
まさに春を感じる 桜餅
これは あずさ先生の手作りのお品
懐紙を使って 和菓子のいただき方を教えてもらって…
美味しいー!!
続いて お一人ずつ 実際にお抹茶を点ててもらいます。
まずは 先生のデモンストレーション
皆さん 真剣です。
それぞれに ふんわり 綺麗なグリーンに泡立ちました。
お抹茶の香りに包まれて、ゆったり流れる心地良い時間。
なぜか 心が落ち着いて、すがすがしい気持ちになりました。
人との繋がりを感じる温かさから 和やかな時間を共に過ごして仲良くなれるのは 日本人だから?
いえいえ
グローバル化が進んで、「茶の湯の精神」は 世界的にも人気があります。
茶の湯と聞くと「わび さび 」を連想される人も多いと思いますが
侘びしさ 寂しさを表す 観念的な日本語には
それぞれ意味があります。
「わび」は 内面的な美しさ
慎ましく簡素なものの優美さ、
時を重ねたさびれを受け入れて その様相を自ら積極的に楽しもうとする心 、美しさを見出そうとする心。
「さび」は 見た目の美しさ
時間の経過に伴う 古びた粧
経年変化が織りなす 多様な見た目の移り変わり、
その独特の美しさのことをいいます。
わび さび の美的感覚、その感性の豊かさは伝統文化そのもの
日本の美意識です。
生活の中で育まれてきた様々な価値観なので、論理的には説明は難しいのですが
日本人でありながら意外と知らない茶道の心得を知って
和の心に磨きをかける
そんな学びになると 嬉しいです。
これからの国際社会で 日本人として海外に向けたコミュニケーション ツールとしての役割も果たすことになるに違いない! と思う…
次は いよいよ ロシア体験です。
ロシア代表は
ロシアンティー
極寒の地 ロシアでは 温かいティータイムをゆっくり時間をかけて楽しむそうです。
そんなロシア文化は…
ご覧ください。
お人形さんみたいな ベロニカさんが登場しますよ
お楽しみにー!!
いつも読んでいただいて ありがとうございます。