続きですハッ

 

その時、ふと頭をよぎったのは、夫が娘がまだおなかの中にいる時に、ある病気(箇所は伏せますが、癌です)にかかり、手術を受けました。

ホルモンを作り出すのに関係がある器官です。

 

心の中が凄くざわざわしたのを覚えていますもやもや

 

2回目の人工授精で精子を提出した時も、「前回よりは断然良いんだけど、やっぱり健康なこの年代の男性のものと比べると量も運動率も良くない」と言われ。。。

 

そこから男性不妊ついて、めちゃくちゃネットで調べました。

男性不妊を知らないわけではなかったのですが、まさ自分たちがそうだとは考えてもみなかったので。

通ってるクリニックが紹介してくれる有名な不妊治療専門のクリニックのHPで金銭面なども含めて毎日毎日調べながら、家事も育児もこなし、通院も毎日から隔日あたりでこなし、仕事もフルタイムで何とか続けてきました。

 

でも、ありふれた話ですが、診察や注射は昼休みに抜けて行ける距離にあったので(これは有り難かった)、仕事に穴を開けることは無いんだけど、人工授精になって、明日の朝イチ精子を持参!と決まるので、不妊治療について話をしてあったけれど、毎月のこととなると、仕事を遅らせたりすることなくこなしていても、突然午前中だけ休みが欲しいと言うと、やはりいい顔はされない物で...

 

「えぇ!?また!?休みすぎじゃない!?」

 

これ言われて、1周期見送ったんですよねガーン

この頃、気づいてなかったけど、既に鬱症状は出ていたので泣

 

女って、あちこちに気を遣い、なぜ授かれないのだろう...と悩み、私に問題があるからなのかと自分を責め、夫からは心ない言葉を投げられ、職場でも迷惑そうな顔をされる。

これでは少子化が進むのはもうね、当たり前かなってピリピリ

不妊様って言われたくないので、そういう気持ちを誰かに相談することも出来ないので、どんどんフラストレーションも溜まり、こういうストレスもきっと悪かったのかなと思いますショボーン

 

それでも、一度始めたら、妊娠するまでは辞められない、辞めたくない。痛くても、辛くても、恥ずかしくても、惨めでも、何があってもすべて乗り越えて見せるから妊娠したい。

 

最後の人工授精の日に、先生に言いました。

「先生、これで妊娠せず生理が来たら、その生理の3日目までに紹介してくださるクリニックに転院したいので、紹介状をください。」

先生は優しく笑顔で「大変なこともあると思うけど、ここに紹介した僕の患者さんはみんな何とか授かれて出産してるから、頑張ってねOK通院は大変だから、途中の経過(卵胞チェック)はウチで引き受けるからねニコニコ

と、背中を押してくださいましたおすましペガサス

 

この先生のおかげで、今娘が居ますからねまじかるクラウン

 

そして、結局妊娠することなく生理が来たので、生理1日目に紹介状を持っていること、生理1日目なので、明日か明後日の内に急ではあるけど受診予約をしたい旨伝え、ちょうど3日目に受診することが決まりました。

 

この後のことは過去記事でも書いてあるので、検査等については割愛しますが、結局そこで、全ての検査で私はクリアだったこと(あの激痛と噂の卵管造影剤も全然大丈夫でした乙女のトキメキ)、夫の精子が極端に少なく、また運動率が非常に悪いこと。

だけど、全くないワケではないので、早速今週期から体外受精へ踏み切りましょうにっこりと言われましたキョロキョロ

 

大体すぐに今週期からとかは多いみたいですが、保険適用になる直前の受診だったので、補助金の関係でこのまま体外受精を始めることにしたんですニヤニヤ

 

結果的に、1週間の自己注射で中断したまま現在に至ります。

 

受診して注射を始めて3日目か4日目に例の

「年増のババァがさっさと諦めろ事件」

が起こって、実家に帰ったので泣泣

 

これがあったので、正直今夫に愛情がもう湧かないですハートブレイク

うつ病が決定的な物になってしまったので、生きていくのにお金は必要で、ストレス源の1つの仕事は転職してから普通に出来ているんですが、家庭は本当にもうもうもう...

この辺の事情を話すと個人を特定されそうなので、言えないのですが、ひたすら忍耐の1年半を経て今に至ります魂

 

本当はさっさと離婚して、新しい人と家庭を築いた方が、多分タイミングで授かれるんですよ。

でも家を建てているし、娘だってやっぱり住み慣れた家と、パパとママが居るのが当たり前なワケで...

私もそういった形で子供が欲しいのではなく、この人との子供が、この人との子供である娘のきょうだいが欲しいわけで。

 

注射が苦手な私が、自分のお腹に自分で注射するんですよ。

思ってたよりも全然痛くは無かったけど、ちょっと角度が悪かったりすると入らないので痛いし、抜くときも間違って角度つけてしまって激痛が走ったり。

そして、卵胞が育っているか、クリニックに行って内診受けて、お金払って帰ってきて。

振り返ると、あれ?私妊娠する力(機能)は問題ないのに、なんでこんな痛い思いしたり、嫌な気持ちになる目に遭ったりしてんだろ?

私が何の悪いことしたって言うんだろ??ってどんどん闇落ちして行くんですよね凝視

 

そこまでしても欲しいのは私なので、したくないことをしているわけでは無い、私がすると決めてしているので、夫を責める気持ちは無いんですよ。

夫に問題があるから妊娠しないと分かった後でも、それでも治療を受けて授かることが出来る現代の生殖医療には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

でも、女がこれだけ身も心も削って妊娠を望み、治療し、うまく授かれば身を削ってお腹の中で育て、命をかけて子供を産むわけです。

こんだけ頑張ったからと言って必ず授かるわけではなく、諦めざるを得ない可能性もある。

 

ただ、夫には何度伝えても分かって貰えませんが、

妊娠できる可能性と技術があるのにせずに諦めたら、それが私の意思ではなく、貴方1人の考えを押しつけてきての決定なら、一生後悔するし、一生貴方を恨んで生きていく。恨んでいる人と一緒には暮らしていけない。

だけど、出来ることを精一杯やってもし授からなかったら、あとは前を向いて、胸を張って生きていけると思う。だから私は頑張りたい。

それって私のエゴでしょうか手

 

痛い思いも辛いこともなく、今貴方が抱っこしている娘がきょうだいを欲しがっているのに、自分の小遣いがなくなるとか、使えるお金が少なくなるのが不安とか、何かもう...

何のために私もフルタイムで働いてるのか。不安があるなら前向きに相談するとかそういう気持ちもなく、逃げてばかり。

 

何も痛い思いをしないんだから、せめて身を粉にして働いてくれてもいいんじゃないか?と思うわけですよ。

 

「浮気しても相手が妊娠する心配なくて良いじゃない!」

「勝手に妊娠して勝手に産んで育ててくれるんだからラッキーじゃない!」

 

こういう考えの義母が育てた息子が私の夫なわけだから、仕方ないのかな悲しい

あれ、何か愚痴みたいになっちゃったアセアセ

 

結局、男性不妊であっても、男性も治療する場合はやっぱり恐怖もあるし、精神的な負担もあると思うし、痛い思いをすることもあると思います電球

でも、男性が治療を受けようが受けまいが、必然的に女性はホルモン注射をうち、針をさして育てた卵胞をとれるだけとり、受精卵を子宮に戻すという過程があります。

この時の排卵誘発の注射で、卵巣に水が溜まって(嚢胞)腫れて痛むこともあり、場合によっては加療が必要にもなってきます。

タイミング療法でさえ、私は2回卵巣が腫れて痛い思いをしました。

 

夫への愛がなくなってしまっても、年齢的にも、娘のことを考えても、今を逃したくない。狂気じみてる気もするけど、取り敢えず離婚せず、諦めずに体外受精を受けたい。

 

不妊治療って、いろんな意味で辛い自分との闘いな気もする。

生殖医療で授かる確率が良くなってきたからといっても、女性が引き受ける精神的肉体的負担は全然変わらない。

そのことを、是非知って欲しい。

 

という話でしたあしあと

物価高に増税や控除の廃止などで、子供2人育てていけるんだろかなどの不安はあるけれど、自分が食べなくても子供はお腹いっぱい食べさて、良い服を着せて、大学まで出してやりたい。

 

せめてそのスタートラインに立ちたい。

スタートラインに立つことすら出来ないのがこんなに自分を追い詰めるなんて考えもしなかったです魂