妊娠出産するのは女なので、

不妊治療や不妊の検査はどうしても女性が主体になりがち。

 

そして、私は40を目の前に控えていたので、

まさか30ちょいの夫に問題があるかもなんて考えたことも無い。

 

まさにここで約1年タイムロスしました魂

(総合的に3年半タイムロスしていますが、

それはまた文末に。)

 

職場の性質上コロナウイルス予防接種が必須で、

1周期×2回ほどタイミング療法をお休みしましたが、

お休み期間を含んで10ヶ月ほどタイミング指導を受けるも

一向に授からず。

 

そこから3回、人工授精を受けました予防接種

 

この時点で、私も夫もしっかりとした検査は受けておらず、

また1人目はタイミング指導1発で授かったこともあり、

漠然と自分の加齢のせいだと決めつけていましたびっくり

 

そしてこの人工授精で、朝イチ夫の子種くんを持って言って、

遠心分離機にかけて元気な子種くんを振るい出す時、

初めて先生に診察室に呼ばれて伝えられた言葉に衝撃を受けました。

 

「禁○はしてるんだよね?

なんて言うか、旦那さんは若かったよね?

う~ん...お子さん前回は1回で授かったんだったね?」

 

...ん?何だ???

 

「あのね~数がすっごく少なくて、運動率が凄く悪い。」

 

そういえば...

前回と今回の何が違うかって、

娘出産後に夫が大病を患ったことがあった。

個人情報特定に繋がるので伏せますが、

それは男性ホルモンや作り出す機能に関わる病気。

(病気になり、手術や治療や服薬によって影響が出る)

 

一応そんなことを伝えました。

「でもね、少しでも元気なのが居れば大丈夫だから!」

と言われ、夫に多少の原因があったとしても、

やっぱり原因は自分の高齢化かなって思ってしまって。

 

最後の人工授精が失敗に終わったら体外受精へってことで、

人工授精をしたあとに、そのまま一応紹介状を書いて貰いました。

 

紹介先のクリニックのHPを隅々まで見て、

(施術の方法とか、保険適用前だったので金額とか)

その中で男性不妊について映像で子種くんの映像も見たんです。

 

そして、受診当日お互いにすべての検査を終えて部屋に呼ばれ、

「奥さんはね、年相応かもしれないけど、妊娠するには全然問題ない!卵管のつまりも無かったし、血液検査も良好、子宮も卵巣も特に問題ないかな。」

って言われ、「これ見てくれるかな?」と見せられた映像を見て、目の前が真っ暗になるってこういうことなんだなと痛感しました。

 

「これね、元気な精子の拡大映像。そしてこっちが旦那さんの精子の映像なんだけど。」

 

それは数日前私がこのクリニックのHPで見た映像とほぼ変わらない、数も少なく、動かない物もあり、動いている物も元気の無いものでした。

 

「奥さんは分かってるみたいだね?」

 

何も答えられませんでした。夫もこっちを見てるけど、なんて言えばいいか分からなくて。

そこから先生が乏精子症について説明してくれました。

 

夫は帰りは言葉少なでしたが、そんなに落ち込んでいる感じではなかったし、後日談で、実家に報告したときは、良かったやん!!浮気しても相手妊娠させる心配ないやん!!ってお義母が言ったそうでムキームキームキームキームキー

 

ただ私としては複雑でもやもや

 

1年近く自分が悪いんだと思いこんで、痛いことも恥ずかしいこともすべて受け入れてきた。

検査や治療にかかるお金はすべて自分で捻出してきた。

タイミングについては、応じてくれず、女として見れないと言われたり、今日寝て良い?とかわざと聞いてきたりした。

嫌な気持ちになっても、娘をお姉ちゃんにしてあげたい。もう一度赤ちゃんを抱きたい、ただその一心で。

 

私が努力すれば、気をつければ、授かれるって思ってた。

だけど原因は私じゃ無かった。

本人もショックだろうと思ったけど、冗談も言えるみたいだし、

どれだけ落ち込んでいるのかは分からない。

やり場のない想いを消化できない中で、

 

「年増のババァがさっさと諦めろ!!

 

これが私のうつ病発症の決定打になったと思います。

他に治療に理解の無い職場の環境や義実家とのこともあり、

(もちろん職場には極力迷惑をかけず、

それでも報告はしており、当たり前だとは思っていません)

あっという間に不眠や食欲不振に陥りました。

 

第二子が欲しいなと思ったタイミングで嫌みを言われ、

そこからタイミング指導を開始するまで1年。

タイミング⇒人工授精⇒体外受精の為の検査までで1年。

うつ病になり治療中止して、今1年半。

 

3年半、消費してしまいました。

40歳前後の3年半は大きい。

 

なのでこれから妊娠を考えている人は、

まずは夫婦でしっかりとした検査を受けることをお勧めします。

 

夫を恨んでも仕方ないし、

でも時間は取り戻せないし。。。

結婚する人間違えたのかなって考えたら、

そうするとこの愛おしい娘は居ないわけで。

 

一体何が悪かった?どこで間違えた?

こんな惨めな気持ちにならない為にも、

取り敢えずは双方に問題がないか検査は必要だと思います。

 

欲しいと思ったタイミングで妊活を始められてたら、

そもそもこの肉芽腫性乳腺炎にもなってなかったんじゃないか。

結局は全部結果論なんだけど、

そりゃこんな状況じゃうつ病も改善しないわな・・・

って思ったりしてる私でした笑い泣き