はじめての生徒さんをお迎えして
「日頃はオリーブ石けんを使っていて肌に合わない感じがしてそれ以外のものはなかなか使えないんです」
「髪の毛は椿油を使っています」
「この1年に数回、親しいお友達から手作り石けんをいただくようになって(顔も体も全部洗える)
それが毎回香りが違ってとても楽しみで~♪」
(特記;ご友人は手作り石けん教室に通われており、手作り石鹸をプレゼントするときの
注意・留意点について受け取られる方にきちんとお伝えされ、手作り品の譲渡についてきちんと
お互いにご理解されていることがわかりました)
ここからはそんなお友達からいただく石けんに少しずつこれはどうして?なぜかしら??と疑問
を感じるようになった様子をお話くださいました。
「使った感じ(使用感)が毎回違って、今回いただいたものは柔らかいんです。今までの中で一番
やわらかい、それってなぜかしら?」と疑問に思われていたところ、この体験講座と出会い
『手作り石けんのことを知りたいな。』と思ったのがお申込みのきっかだったそうです。
体験講座のお時間は2時間とたっぷりとありましたので、MPソープがグリセリンソープともよばれる
石けん中の成分のひとつ、グリセリンの役割について中心にお話を始め、また手作り石けんの種類と
それぞれの特徴をご紹介。
1.グリセリン成分が石鹸で果たす大切な役割
2.オイル(油脂)の種類について
3.一般的に市販されている石けんと手作り石けんの違い 等々
材料にまずご家庭のキッチンでお料理やお菓子作りに使うオイル(油脂)の種類を申し上げると、
「そんなに身近な素材(入手しやすくリーズナブルなもの)食用として口に入れるオイルで作れるんですか?」と
とても驚かれたご様子。
油脂と苛性ソーダ+水を合わせたものを混ぜ合わせ(攪拌)して仕上げたものを約1か月ほど乾燥(熟成)させると
石けんとして使えるようになる、とお伝えすると次々とご質問が飛び出しました。
これは、すでにCP(コールドプロセス製法)ソープを既にお使いで、それとこれはなんだか違う、私の肌には
こちらの方が合うみたい、こちらが好み、というお肌が感じる使用感(肌当たり)から生まれる素朴な疑問の数々。
わたしもご説明に力が入ります。
日ごろ聞きなれない言葉であろう石けんの専門用語ともいえる過剰油脂、苛性ソーダ、ディスカウント等々
少しレジュメから離れホワイトボードに書きながらご説明させていただきました。
10月から全3回で始まる恋する石けん講座は、形や色、香りをその日の気分やお肌の状態に合わせて
お選びいただける処方を組ませていただいています。
季節を感じるテーマから素材を選び、その成分や香りを五感で感じるCP(コールドプロセス製法)
ソープ作りにご興味・ご関心をお持ちいただければ嬉しいです