読んで心が苦しくなった本。ヴァイタル・サイン。

実際の病院勤務で味わったことのある患者さんの家族とのトラブルや、理不尽なクレームなど、思い出して心が苦しくなりました。

でも、そのくらい現場のことをリアルに書いた本だと思います。

 

「なんで病院に入院しているのに具合が悪くなるんですか!」。

「なんで入院しているのに食べられるようにならないんですか。食べられないなら食べられるようにもっと努力してください。」

 

どちらも本当に私が体験したクレームです。

仕事のツラさをわかってもらいたくて、非医療職の友人に読んでもらったら、「流石に大袈裟に書いてるでしょ」と言われましたが、全然普通にあることでした(涙)

 

 
 
「嘘」は最後、こう終わって欲しいと願った通りに終わり方だったので、読み終わった時のスッキリ感というか爽快感というか。
心が晴れ晴れした本です。
対照的な2冊でしたが、一気にあっという間に引き込まれて読み終わりました。
 
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