がん患者になって13年…長いです…💦
病気のことと旅行のことを気ままに綴るブログにお付き合いくださりありがとうございます。
病気のこと書いたり、気ままな旅行のこと書いたり…なんなんだ?と思ってる方もいらっしゃるかな…😅
私が旅行に行く理由(わけ)は2つ
①常に再発転移の恐怖と共存しているストレスからの現実逃避
②一人息子への想い
13年前がんになり治療後1年弱で遠隔転移で余命1年宣告。その当時息子は小学2年生。残される息子のことを思うと号泣しました。
このままではダメなんだ!と熟慮した結果、樹状細胞ワクチン療法(他にもいくつか+して)を受けてみる道を選択。(10年以上前なのでこれにしましたが今なら違う選択肢もあるのでしょう。医療に限ったことでなく世の中進化していきますからね〜)
アフェレーシスに2〜3時間かかるので好きな音楽なりDVDなり持参してその時間をゆっくり過ごしてほしいと病院から言われました。(DVD持参って、時代を感じますよね😅)
このDVDを持参しました。
もともとヨーロッパ好き、そしてキリッとした天海祐希さんが好きだから。
映画を見ながらとても寛いだ気分でアフェレーシス無事終了。その後3週間ほどだったか…採取した成分を培養して出来上がった物を何度かにわけて投与しました。多少熱が出たくらいの反応だったかな…
この映画の舞台イタリア
ローマから南イタリア「アマルフィ」
死ぬ前に行ってみたい、息子にも世界を見せたい!という気持ちが湧き上がり、治療が落ち着いたら絶対行こう!と決めました。
私自身、若かりし頃にとても短期間ですがヨーロッパに留学したことがあり、今となっては私の人生の中でとても輝いている貴重な思い出なんです。
息子にもそういう体験をしてほしい、まだ小学生だけど私に残された時間はあまりないかもしれないから、今しかない!と。
それに当時は10万円ちょっとくらいでヨーロッパに行けるツアーがいっぱいあったんです。
今は同じ内容のツアーでも50万円くらいでしょうか…💦
ちょうどローマから南イタリアを巡るツアーがあったのでクリスマスに行くことにしました。
息子と歩いたローマの街、そしてアマルフィ、南はアルベロベッロやマテーラまで。
クリスマスイブの朝はバチカン市国。
そこから自宅宛(自分達宛)にハガキを出しました♪
余命1年宣告が当たったらもう一緒に来ることなんてできないのに、私は「また一緒に来ようね」なんて書いてしまって…あとから少し後悔しました。
残された息子がこのハガキを見たら泣いてしまうじゃないかと…
でもこの余命宣告は当たりませんでした。
なのでそれから可能な限り、無事に1年過ごせたら息子との旅行を続けよう!と決めました。
フランスでは定番の観光コース
セーヌ川クルーズ、エッフェル塔、ルーブルとオランジュリー美術館
そしてモン・サン・ミシェル♪
私同様、一人息子がいる友人とオーストラリア
キュランダ鉄道、グリーン島、ポートダグラス
モスマン渓谷では川泳ぎ♪
そして初沖縄!
この旅行でわたしの沖縄好きが開花♪
息子も次の年から中学生。部活や塾が忙しくなり海外旅行にはなかなか行けなくなり…
短期間で気軽に行ける沖縄にちょくちょく行くようになりました。
高校、大学となるとそうそう親と旅行ばかり行けません😅
私もしばらくは高齢の両親の介護生活で旅行に行けない時期もありました。
やっと落ち着いた…
気がつけば自分も長い期間、常に再発転移の恐怖とともに生きてきた…
長いよね…まじでメンタル疲れてきた…
できるだけ明るく振る舞ってるけど…
今の私にとって南国の青い海は厳しい現実を忘れることができる…まさに現実逃避旅行…
次はいつ行けるかな?と考えてると少しは気が紛れる気がするんです…
長くなってきてメンタル下がるというか気持ちも疲れてきてるのかな…
鋼のメンタルが欲しいよ。
立派に病気と向き合って頑張ってる皆さまのブログ、尊敬の念を持って読ませてもらってます。
また次回から数回はお気楽旅行ブログになる予定です😅
気が向けばお付き合いくださいませ〜♪