【ゴドーを待ちながら】

そう言えば、来週に迫っている。

24日(日)20時〜朗読演劇会のご案内。

戦後最大の不条理演劇の最高峰と言われている

「ゴドーを待ちながら」。

私は、今世紀最大の問題作だと思う(😂)

A(原因)だから、B(結果)になる。

こういった方程式が成り立たない演劇で、

役者さんも覚えたはずのセリフを

忘れやすいとか。

予定調和もないし、

ストーリー性もなく、

因果関係もないので、

セリフを間違えてないのに、

間違えたのでは?と思ってしまったり、

実際、間違えて間違った!という表情がこぼれたり、

非日常の世界が瞬時に日常に変わることも

よく起こるそう。←それも面白い!

演劇という図式をそもそも壊しているとも言えるかも。

ゴドーを待っているのは

ホームレスのウラジーミルとエストラゴンの2人。

舞台上に表現される時間はわずか2日。

2幕で構成されていて、

結局待っているゴドーは現れないで終わり。

最後まで観客にゴドーが誰なのか、

何のために待っているのかは

分からないまま。

とにかく、2人のやり取りは予測不能で、とりとめがない。

噛み合っている時もあるし、そうでない時もある。

この作品、アメリカで上演された時は随分酷評されたようだけど、

刑務所で上演された時は大絶賛だったとか。

想像だけど、

「待つ」という行為が延々と続く刑務所にいる人たちには

この作品の真意が伝わりやすいのかも。

でも、

私たちは囚人じゃないし、

神を信じても待たなくていいし、

自由が欲しいのなら、

与えられるのを待つのではなく、

自ら実現したら良いのでは、と

久しぶりに読んだ感想としては、率直にそう思った。

コロナ禍になって色々な制限が生まれて、

まだ終わってるのか終わってないのか

分からない混沌としている中で、

みんなこれ以上「待たなくていい」て薄々気づいている。

そんなこともトピックになりそうな、問題作。

これ以上はやめておくけど、当日が楽しみ!

映画「ドライブ・マイ・カー」をより理解するためにも外せない作品。

初参加の方こそ、どうぞ。

読まずに来ても大丈夫だし、声を出したくなければ聞き専もOK😊

 

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