ADHDを持つお姉ちゃんの学校での成績ですが、やはりIQ数値と連動しているのか、苦手なものと得意なものがハッキリと分かれています
理科や社会はたまに60点台のテスト結果を持って帰ってきますが、内容を見るとどれもケアレスミスやひっかけ問題にまんまと引っかかっている感じで、基本的な内容が理解できていないというわけではなさそうです
問題はやっぱり算数
昨日、担任の先生からメールが来て
お姉ちゃんが算数の授業内でやった課題がなかなか理解できなくて、特別に追加のプリントをさせたのですが、それも理解できませんでした。
金曜日にまた追加でプリントを出すので週末に家で親と一緒にやってみて下さい。このプリントを月曜日に提出したら成績に反映させます。
というものでした。
算数のテストはたまに追試(70点未満は追試)になることがあり、2回目のテストではほぼ満点を取ってきます。
多分先生が個別にサポートしてくれているのだと思います
ですが、内容によっては高得点を取ってくることも多々あり第二四半期の成績はAでした
アメリカの小学校では掛け算は3年生からなので2年生の今は足し算と引き算、時計や倍数といった内容を習っています
算数においては日本のほうが進んでいると思いますが、一応毎週土曜日に通う日本学校で九九は習っているので少しは掛け算もできます。
日本語学校のクラスメイトのほとんどは九の段まで覚えていますが、お姉ちゃんは現在七の段を覚えている最中です。
現地校では今年の8月から3年生になるのでそれまでに九九を完了すればいいかなと思っているので焦ってはいないのですが、やはりワーキングメモリの低いお姉ちゃんには簡単ではないようです
普段学校から帰ってきたら現地校の宿題に追われなかなか九九を覚える時間がないので、いつも学校に行く道中の車の中で覚えています。
私と一緒に九九を唱えて毎日毎日同じ段を繰り返し、覚えたら次の段へ→
こんな日々を送ること数か月、やっと六の段まで来た時にふと思ったんです
あれっ!?なんで私九九の表を使ってないんだ?
学校でもらった九九の表を家でコピーし車の後部座席に置いておきました
お姉ちゃんには翌朝からその表を使って覚えさせることに。
そしたら苦戦していた六の段がすんなり覚えられたんです
えっ!?なんで?
あっ、そうだった!お姉ちゃんはワーキングメモリのIQが低いから聴覚からの情報処理が苦手だったんだ!
私、運転しながらだったからずっと口頭で覚えさせてたっ
六の段でやっと気づいたポンコツな母親です
半分以上の九九をお姉ちゃんの苦手な方法で覚えさせようとしていたことにようやく気付いたのですが、それと同時に視覚的アプローチがあまりにもうまくいったことに驚きました。
昨日は算数の授業で図形を習ったそうで、とっても簡単でびっくりしたと言っていました。
視空間認知のIQが高い特性がここで表れています
大きな数字の足し算と引き算も最初は苦手でしたが、筆算を教えて数をこなせば問題なく解けるようになりました。
うちの小学校では筆算を使わない方法で解くのでめちゃくちゃややこしい、ってか私も分からないその解き方
未だに苦手なのは文章問題。
文章中に出てきた数字とキーワードを丸で囲み解いていくのですが、たまにキーワードを誤解してプラスとマイナスが逆になったりします
昨日の宿題の例
”マイクがm&mを朝28個食べました。そしてランチの後に12個食べました。夜ご飯のデザートに13個食べました。全部で何個食べたでしょうか?”という問題でした。
この文章の28個、12個、13個、食べましたという言葉を丸で囲っていたお姉ちゃん。
ところが、出した数式は28-12-13
えっ?なんで?
お姉ちゃんに聞いたら、だって食べたんでしょ?だからなくなったってことでしょう?
そうかーそういう解釈なのね?
でも全部で何個食べましたか?って聞かれてるから足し算になるよね?
というと、うーん、、、
だって全部でお腹に何個ありますかってことだよ?って言い換えたら、そうか!と理解した様子でした。
これが毎回というわけではないのですが、たまにこんなふうにびっくりするようなミスをします
最近では割り算に興味を示し6÷2=3など簡単なものは理解しています。(6個のリンゴを2人で分けたら一人3個ずつになる)
お姉ちゃんの凸凹のIQ数値がこんな風に学業に反映されていて、なるほどなーと思ってしまう私
そんなお姉ちゃんですが第二四半期の成績優秀賞を無事に取りました
今回も第一四半期に続きA&Bです。
成績は上がったのですが、惜しくも社会だけAをのがしBになってしまったのでオールAの成績最優秀賞は取れず
社会はずっといい感じで高得点を取っていたのに、最後のテストでなぜか53点というびっくりする点数を取ってしまいAからBに落ちてしまいました
今回はちゃんと表彰式に参加できた私。
お姉ちゃんに何度もちゃんと来てと念を押されました
学年ごとに授賞式のスケジュールが組まれていたので、会場には2年生しかいなかったのですが、学年全生徒参加していたようです。
そして前回の第一四半期の時と同様、今回も事前に我が子が賞を取ったというお知らせはなし
どうやらサプライズ形式なようで、参加していた保護者の中には子供が賞をもらっていない人もいました。
ただ、ほとんどの生徒が賞をもらっていて、クラスメイトの2,3名だけが賞をもらえず
賞をもらった生徒のうち半数がオールA、半数がA&Bといった感じでした。
お姉ちゃんはオールAを逃したことがかなりショックだったようで家で怒っていました
仲のいいお友達はみんなオールAだったから悲しかったようです
2年生のうちからこんなんで大丈夫なのか心配な私
高学年になるにつれてお勉強も難しくなっていくのに大丈夫か?
算数ならまだ分かるけど、家でのサポートもそのうち難しくなってくるしな、、、(私も数学は嫌いでした)
ここは理数系のパパに頑張ってもらうしかないな
優秀なベストフレンドと一緒に写真