こころのらくがき帳・・・Story・・・

苦手分野は、他人任せw
どういうストーリーになっていくかは、相手次第。
二人にも先のことはわからない小説です。
コメント残してくれたらうれしいですp(#^▽゚)q


★新しいものがトップになっています・・

お手数ですが、過去記事に戻ってお読みください。

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蛍舞う渚 -光ー

ゆうちゃん・・よかったね^^


やっと雄太郎の顔に、昔の笑顔が・・本当の笑顔が戻った。


ここまでの長い年月・・


未海の心


そして・・・


雄太郎の心


時間は過ぎようとも、二人の心の時間はここで止まっていたのかも知れない。



田舎に来てよかった・・


ゆうちゃんの笑顔が、あたしにとって最高の答えかもしれない。


思い出の場所、懐かしい風景が、あたしの心に時を刻む。



辺りがすっかり暮れた頃、二人は海岸にいた。


この辺には、夏になるとたくさんの「蛍」が舞う。


雄太郎と未海は肩を寄せ合い海を見ていた。


「ゆうちゃん・・あたしね・・やっと答え見つかったかもしれない。


あたしは、ゆうちゃんのその笑顔にいっぱい救われていた。この蛍の光のようにゆうちゃんの笑顔は、あたしの心に光をいっぱい照らしてくれた。


あの時以来、その笑顔が消え・・あたしの心も知らない間に光が消えていたのかもしれない。


そんな時に出逢った「ハルト」は、あたしにとっての光だった。


でもね、ここへ来てわかったの・・


あなたの笑顔が、あたしにとっての本当の「光」だったって事が・・。


ゆうちゃん・・あたしは、あなたが好きです・・」


月が海に反射して、まるでスポットライトのように二人を照らしていた。



By 桃



蛍舞う渚 -過去と向き合う時-

軽い下り坂の後の急カーブ・・・


道の外にはガードレールが設置されていてそれを越えていくとすぐ崖になっている


ここが・・・全てをなくした場所


ここに来るまでに何度引き返そうとしただろうか


何度握っている未海の手に励まされだろうか


きっと、未海と一緒でなけらばここまでこれなかっただろう



僕はガードレールのとこに花を添え両親と最後の会話をした


「来るのが遅くなってごめんなさい。

 

 ずっとまたせてごめんなさい。

 

 僕はもう大丈夫です。


 もう、あの時死んでればよかったとか思ったりしません。


 今まで心配かけてごめんなさい。


 これからは、父さん・母さんの代わりに3人分笑って生きていこうと思います。


 だから、もしまだここにいるようなら安心していってください。」


決して答えは返ってこなかった


ただ、言い終わると心の中から闇が消えたような気がした


やっと、前に進むことができた。そんな感じがした



僕がこうしている間未海は心配そうにしながら傍にいてくれた


「もう、いこっか」


「お父さんとお母さんになんていったの?」


「今まで心配かけてごめんなさい。って」


「それだけ?」


「あとは、これからは笑って生きてきます。とかかな」


「そっか」


「未海・・・ありがとな。未海がいなきゃここまでこれなかった」


「ううん。私はついてきただけ。ここまで歩いてきたのはゆうちゃんだよ」


「未海が幼馴染でほんとによかった。」





蛍舞う渚 -過去と向き合う時-

二人は、普通電車の中にいた。


田舎には、新幹線で行けば1時間ほどで着く距離にあるのだが、あえて普通電車で行く事を決めたのは未海であった。


普通電車では、3時間ほどかかる。


この3時間という時間が、雄太郎には必要だと思ったからだ。


二人の田舎・・・雄太郎にとってはトラウマになっている。


大好きな、大事な両親が亡くなった事故現場がある・・・。


雄太郎は、お葬式以来もう何年もその場所を通っていない。


「大丈夫!俺も行くよ」


そう言った雄太郎だが、きっと心の中では不安だらけであろう。




電車の中では、二人向き合った状態で窓際に座っていた。


あまり話しはしなかった・・しなくても通じているものがあったから。




窓の外を見ると、懐かしい風景が次々と流れる。


田舎に近づくにつれて、雄太郎の手が微妙に震えているのがわかる。


未海は、何も言わずただ雄太郎の手を握りしめた。




駅に着くと、あの頃とまったく変わらない風景が目の前に広がる・・


未海は、雄太郎の手を握ったまま「ゆうちゃん、とりあえず・・行かなきゃ行けないとこ・・あるよね?」


と、近くの花屋に寄り花束を買った。


「ゆうちゃん・・行こっか・・」


「・・・・・」


事故現場に向かうまでの風景は、たくさんの思い出の場所がある。


未来が、先頭を切って遊んでいた公園


ゆうちゃんと一緒に帰った道


一緒に通った学校


あたしが、いたずらして怒られたお店


「なんか懐かしいね・・ゆうちゃん。ほら、ここ覚えてる?」


「あ・・うん。うわぁ・・まだあったんだね。」


やっと雄太郎の笑顔が戻った瞬間だった。


未海と未来・・そして雄太郎三人でよく遊んでいた、秘密基地として使っていた工場跡。


その近くには、海岸が広がる。


「ちょっと寄ってみよっか^^」


この場所は、夜になるとたくさんの蛍が舞う。


その光景が本当にキレイで、三人が一番大好きな場所でもあった。


「懐かしいなぁ・・」


不安がいっぱいだった心・・・・


しかし未海と一緒に懐かしい場所を歩く事で、雄太郎は、だんだん自分を取り戻していた。




「ゆうちゃん・・そろそろ・・・」


「うん・・行こう。」



二人が向かった先・・・

過去と向き合う場所へ・・・・・・



By 桃






蛍舞う渚 -過去と向き合う時-

「え?田舎に行くって・・・なんでそんな急に?」

僕は突然の未海の言葉に完全に不意をつかれてた


「どうしても今行かなきゃいけないの。このままだと、わたし・・・わたしじゃなくなっちゃうよ」

未海の声は弱々しく、今にも泣き出しそうな声だった


弱りきった未海の声は僕には聞くのもつらかった


力になってあげたい。そんな気持ちが喉まできていた


だが、僕の口から出て行くのは空気だけだった


色々な思いが言葉の道を塞いでいたのだ


(未海には他の人がいる。今、僕が傍にいくことは未海にとってつらいんじゃないか?)


普通ならこの気持ちが一番強いはずだ


僕の場合はそうではなかった・・・もっと別の思いがあった

未海の故郷


つまり、僕の生まれた町


何年も帰らなかった場所


いや、何年も怖くていけなかった場所


未海と一緒に行くということは、またあの場所にいかなければいけないということ


あの場所に帰るということは真っ向からあの記憶と向き合わないといけないことを意味する


(怖い・・・もうあの記憶を思い出したくない)


僕の心は恐怖に支配されつぶれかけていた


そんななかで心の奥から小さな声がした

「いやだ。未海が頑張ってるのに僕だけ逃げるなんていやだ」


この声は全身に響き渡り、暗い心を明るく照らした


過去に立ち向かう勇気を持つことができたのだ


(もう逃げたくない。今、僕は大切な人を助けるんだ。

 自分がどうなろうと、誰がどう思おうと知ったことじゃない。

 今は僕が未海のためにできることをやるんだ)


「未海。俺も、俺も一緒にいくよ。」

これを言うのにもう迷いはなかった


僕の中でやっと過去と向き合う決意ができたのだ




蛍舞う渚 -時間・・そして・・答えー

未海は、一人部屋で考えていた。


痛かった・・心がすごく痛かった。


「あの時の雄太郎」がまた心の中に入ってきて、どうしようもなく気持ちが揺らいでいた。


ゆうちゃん・・・反則だよぉ・・・

あんなゆうちゃんの姿見ちゃったら・・あたし・・・


ハルトの事いっぱいいっぱい好きなのに・・また揺らいでしまった、あたしの気持ち。


ゆうちゃんに「ハルト」の存在を知られたくなかった理由・・


あたし、本当は気づいていた。


ゆうちゃんが、あたしに好意を抱いていることを・・・・


そして・・あたしもずっとずっと・・ゆうちゃんが好きだった・・って事を・・




ゆうちゃん・・・なんで今頃・・あたしの目の前に現れたの?

あたし・・やっと・・やっと・・あの時のゆうちゃんの事忘れられそうだったのに・・




好きになることに、時間はかからない。

でも、忘れようと思う時間は、とてつもなく長い時間を必要とする。

本当に心の底から好きだったから・・・。


忘れる為にいっぱい恋をして

忘れる為にいっぱい好きになろうとして


それでも忘れられなかったのは、あの時のゆうちゃんの存在が

あまりにも大きいから・・・。



ハルトへの想い・・

雄太郎という存在の大きさ・・



答えを見つけたい・・


気がついた時、未海は携帯電話を持っていた。


かけた相手は・・・




雄太郎だった。


「もしもし・・こんなに遅くに・・ごめんね・・。

あたし・・・田舎に行こうと思う。」



気持ちのけじめ・・そして・・未海の本当の心の先を見つけるために選んだ場所は、

二人が、生まれ育った街だった。



By 桃











蛍舞う渚 -未海と雄太郎-

「ゆうちゃん~わたしお寿司が食べたぁい♪」

僕が呼びにいくと中から未来が勢いよくでてきた


「寿司かぁ・・・」


「そう♪お寿司じゃないと許してあげないんだから」


「わかったよ・・・」


というわけで夕飯は寿司を食べにいった


ただ、未来はとろ・うに・いくら といった“高い”ものを何のためらいもなく食べていたが

未海はただ何も食べずお茶を飲むだけだった


僕の部屋で買ってきた(おごらされた)デザートを食べたときも未海は何も食べなかった



「ふぁ~。明日も早いからもう寝ようかな」

ソファーに座っていた未来が眠そうな声をあげた


「あれだけ食ってもうねるのかよ。そんな生活してるとそのうち太るぞ」


「わたしスタイルいいから大丈夫♪じゃ、おやすみ」

そういって未来は部屋を出ていった


「自分で自分を褒めるとこは誰かさんとそっくりだね」


嫌味のつもりでいったのに未海はなにも言わずにうなずいただけだった


(なにかが変だ)

気になった僕は聞いてみることにした


「で、未海はさっきからなにだまってんの?」


「うん。ゆうちゃんに言わないとといけないことがあって・・・」


「ん?実は寿司にがてだったとか?」


「そんな話じゃなくてもっと大切な話・・・」


「やっと、この間の男の人のことでも話してくれる気にでもなったと?」


「やっぱり、知ってたのね・・・」


「まぁな。で、言いたいことってのはそれだけじゃないんだろ?」


「うん・・・やっぱりゆうちゃんには言っとかないといけないと思うから」



この後未海が話を僕はよく覚えていない


ただ未海の一言一言がまるで弾丸のように深々と食い込み


話を聞き終わったころには言い表せない寂しさに近い感情が心の中で渦巻いていた


まるで、自分独りだけの孤独な世界に落ちたかのような感覚だった



ここまできて僕は初めて気づいたことがあった


僕は未海のことが好きだった


今更どうしようもないこの気持ちを飲み込むのに少し時間がかかった


「そうか。もう未海は自分の幸せを見つけたってわけか」


「ゆうちゃん・・・」


「お幸せに」

笑いながらそういったはずだったのに

その時の僕の顔に張り付いていたのは笑顔ではなく泣き顔だった


蛍舞う渚 ー心ー

(あれ?もしかして・・見られた?)


ハルトと言う彼がいること・・雄太郎にばれてる・・・


直感的に思った。


女というのは、こういう感だけは働く。


ばれたくない、知られたくないと思えば思うほどボロが出るものだ。


自分の心の中には、確実に「ハルト」がいる。


それは分かっている・・でも・・


何故・・何故知られたくなかったのだろう・・何故、嘘をついてしまったのだろう。


あまりにも心の中にある「あの時の雄太郎」の存在が大きすぎるのだ。


いろいろな男と付き合った。


好きになり、エッチもした・・でも、いつも心を支配していたのは「あの時の寂しそうな顔をしている雄太郎」だった。




あたしは、今の雄太郎を好きなのだろうか・・


あの時の雄太郎を好きだったんじゃないのだろうか・・・


それが、目の前に雄太郎が現れて・・あの頃の支配していた心がフラッシュバックしたのかもしれない。



「一人では何も出来なかった雄太郎」を確かに支えていた。


でも、本当は「何も出来なかった雄太郎」に反対に支えられていた事の方が多かった。


雄太郎は、いつも気がつけばあたしの傍にいた。


「ばーか!」


雄太郎の口癖・・


その言葉に支えられていつのまにか笑っている自分がいっぱいいた。


年下のくせに・・・かっこうばっかつけるくせに・・


いつもいつも、傍にいて安心させてくれた。



でもね・・でもね・・

もうあたしは、あの時の未海ではないの・・ゆうちゃん・・



時間というものは、人間を成長させる。


人の気持ちも変わっていく。


「あの時の雄太郎」が、あたしからいなくなって数年・・


支配していた「あの頃の雄太郎」は・・・


目の前にいる雄太郎じゃない。


長すぎたのかもしれない・・傍にいなくなった雄太郎との時間が・・・


今、あたしの心の中を支配している「ハルト」


その気持ちが、はっきりわかった今・・もう隠す意味はない・・


(ちゃんと言おう・・・)



二人が帰って来るまで、一人家で待つ未海


時を告げる時計の音だけが、部屋の中をこだましていた。




By 桃





蛍舞う渚 -ひび割れ-

気がつくと朝になっていた


いつの間にか寝てしまっていたのだ


寝ている間もずっと手に持っていた携帯には書きかけの未海へのメールがあった


“さっきは怒鳴ってご”まで止まっている文字


(うーん、昨日は怒鳴ったりしたことを謝ろうと思って・・・

そのあと・・・・あれ?他になにをしようとしたんだっけ?)


どうしてもそのあと何をしようとしたのか思い出せなかった



悩んだ挙句、とにかく出かける時に未海達に謝っていくことにした


謝っていこう・・・と安易に考えたのはよかったがなかなか呼鈴を押せなかった


勇気を出してやっとのことで未海の部屋の呼鈴を押した


ドアが開き未海が出てきた


「あ、ゆうちゃん。」


「昨日は怒鳴ったりしてごめんな」


「ううん。遅くなった私も悪かったからきにしないで」


「えっと、今って未来いる?」


「あの子もう出かけちゃったわよ」


「そうか。じゃあ、帰ってきたら謝るかな。あ、今日は夕方から予定空けといてもらえる?」


「え?なんで?」


「昨日の詫びってことで俺のおごりで三人で外食でもどうかなって・・・」


「そんなのいいよ!」


「いいのはわかってる。けど・・・」


「・・・わかった。未来にもそう言っておくわね」


「頼むよ」



伝えることは言ったからもう行こうとおもった。少なくとも頭の中では・・・


ただ、動いたのは足ではなく口だった


「あ、未海」


「なに?」


「嘘をつくならもっと上手くいわないとすぐばれちまうぞ。ランチってのは昼食のことだってしってるよな?」


「!!!!」


「嘘が下手なのは昔と変らないみたいだな。じゃ、外食の約束忘れんなよ」


ここまで言いおわると初めて足がゆうことをきいた


未海の部屋をでて階段を下りながら自分の言ったことを思い返して後悔した


なんであんなこといったんだろう?と



蛍舞う渚 ー嘘ー

「なんなのよ~急に怒り出しちゃってー!!」


未来は、いきなり怒り出した雄太郎に腹を立てていた。


「未来、早く入りなさい」


未海は、雄太郎の家の閉まっているドアに向かいブツブツ文句を言っている未来の背中を優しく押すように家に入れた。


「あなたがゆうちゃんの家にいたってことは、迎えに来てくれたのね?」


「あ、うんうん。未海が言うように電話したら本当に来てくれたよ。ゆうちゃんあいかわらず優しいよね~」


「そうだね、あ・・お礼言うの忘れた・・後から電話入れておかなきゃ・・」


いきなり引越しの理由を聞かれたこと、雄太郎がどことなくイライラしていたことでなんとなく顔をまともに見られなかった未海は、お礼を言うどころではなかった。



「未来、しばらくこっちにいるんでしょ?」


「冬休みを利用して、こっちの進学ゼミに通うから・・しばらくお世話になるわ」


「あなたの荷物、部屋に置いておいたから・・明日早いんでしょ?もう寝なさい」



ふっと時計を見ると、既に12時を過ぎていた。


(あぁ、あたし・・こんなに遅くなっちゃたんだ・・これじゃあ、ゆうちゃんも怒るの無理ないよね・・)


未来が部屋に入ったのを確認し、未海は携帯電話を手に持った。


携帯に登録してある「ゆうちゃん」と言う文字を出し電話をかけようとしては止め・・また「ゆうちゃん」と言う文字を出しては止め・・を何度か繰り返す。


(何、緊張してんだろ・・あんな姿のゆうちゃんを見たから?急に引越しの理由なんて聞かれたから?

ううん、お礼を言うだけじゃない・・何、緊張してんのよ・・)



意を決して携帯をかける未海


「もしもし」


ゆうちゃんの声だ・・


「あ、ゆうちゃん? あたし・・未海」


「なに?」


「あ、えっと・・あの・・あ・・未来迎えに行ってくれてありがとう・・お礼遅くなってごめんね」


「ううん、気にしなくていいよ」


「そ、それだけ・・じゃ・・」


「あ、ちょっと待て!お前妹が来るのわかってんだからもっと早く帰って来いよ・・どこ行ってたんだよ?」


「あ、うん・・ごめん・・ちょっと女友達とランチしてたの・・ほんとごめん、ありがとね・・」


「そうか、じゃあな」



とっさに嘘をついてしまった・・・


嘘をつくつもりなんてなかった


ハルトと言う彼がいること・・なんで言えなかったのか自分でもわからないけど・・




電話を切った、雄太郎もまたベットの上で悶々とした時間を過ごしていた。


「あいつ・・なんで嘘ついてんだよ・・」



By  桃



蛍舞う渚 -揺らぐ心-

未海を待ってる間、僕は未来から色々な話を聞いた


未来がこの近くの高校を受験しようとしていることや、未来の夢が看護士だということなどの話を


そして、その話の中には僕が引っ越した後のことも含まれていた


話し終わった後、僕が未来の勉強をみてやることになったが、疲れていたせいかすぐにめんどくさくなった


結局、未来ほったらかして窓から外を眺めていた



ふとマンションの前に停まっている車が目にとまった


次の瞬間、僕は反射的に窓を閉めカーテンをかけていた


そこにあったのは運転席の男と楽しそうに話す未海の姿だった


なぜだかわからないが僕は苛々していた



しばらくして、階段を登る音が聞こえた


そのとき音を聞いたとき、僕の足は部屋の外に向かって勝手に動いていた


僕が廊下に出たときは未海は部屋に入ろうとしていたところだった

「こんな遅くまでどこいってたんだよ?」


「ちょっとね」


「ふーん。そういえば未海がこっちに引っ越してきた理由ってなんなの?」


「なんで今それをきくの?」


「別に、ただ気になってただけだ」


僕はなにかを言いかけた未海を残して未来を呼ぶために部屋に戻った


ドアを開けるとすぐに未来が立っていた


「未海が帰ってきたからあっちの部屋いきな」


「うん、わかってる。ところで、なにかあったの?怒鳴り声が聞こえたけど」


「な、なんでもないよ」


「今のゆうちゃんの様子だとそうは見えないわよ。未海と喧嘩でもしたの?」


「うるさいなぁ、俺のことはいいから早くいけよ」


「ゆうちゃんのばか」

そういい残して未来は部屋を出て行った



僕はあろうことか、心配してくれた未来にあったってしまったのだ