サイドスタンド座談会 | やあどうも!Kaorimo13号です

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浮き足立った日々の出来事を綴っています。

そう言えば

ある晴れた日曜日に内房で
何故かバイクのサイドスタンドによる
座談会が開かれていましたよ。

参加者(参加車?)*アルファベット順
・DUKE
・FAZER
・GSX
・MT09
・ZZR

{4778F5BD-12D4-4629-9498-12F3EF37E8AD}

GSX:
(DUKEを見ながら)
「ところで、随分傾いているんだけど
   どこか調子わるいの?」

DUKE:
「なんか付け根がガバガバで
   しっかり締まらないんですよ…」

{7994A5A0-5441-403A-9934-4332215DB352}

ZZR:
「それになんか変な磁石が付いているけど
   それはなんなの?」

DUKE:
「ウチの部署 いま傾いているから
   センサー部との連携がうまく取れなくて
   調整の為に磁石を付けています」

ZZR:
「どういう事?」

DUKE:
「ウチの会社の場合、
   ウチの部署とセンサー部との
   連絡手段が磁石なんですけど
   ちょっとでも磁石の位置が悪いと
   センサー部が信号の受け取りを拒否して
   エンジン部が動かなくなるから
   磁石を増やしてなんとか対応してるんです」

MT09:
「え?センサー部との連絡って
   磁石を使うの?
   やっぱり外資って変わってるね…」

{34E6F4F1-33E7-4163-A9B2-DFDF15A4E51B}

DUKE:
「そうですよね…」

「まあでもウチの部署が
   ちゃんとしていないと
   会社が動かないって事を
   問題提起できましたけどね」

「センサー部って融通が効かないんだ
   って事も明らかに出来たし」

GSX:
「なるほどね」
「まあそれにしてもだけど、
   ところで我々の部署って
   労働時間が長いと思わない?」

{E10F7C67-1E92-44DA-B0E3-7CCFA4EC3EDD}

ZZR:
「そう。僕もそう思ってた。
   おそらくだけど、
   バイクって作られてから廃車になるまで
   労働時間で考えたら
   我々の部署が一番長く仕事しているよね」

「だってどう考えても
   バイクって走っている時間より
   停まっている時間の方が長いもん」

一同:
(激しく頷く)


MT09:
「そのくせあまり注目されないよね」

DUKE:
「エンジン部とかチェーン部なんかの
   花形部署だと気にかけてもらえて
   しょっちゅうメンテされるけど
   我々の部署って何かトラブルが無いと
   あまり気にされない傾向にありますね」

{7D8CBA51-6116-4C0A-A481-223BDCA76A92}

GSX:
「それに、ライダーが変な所に停まって
   無理やり我々を働かせる時あるじゃん。
   傾いた場所とか地盤の柔らかい所とか」

「そんな時、結構対応に苦労するよね」

ZZR:
「あるある!
   ライダー自身の判断ミスなのに
   バイクが倒れた時の原因にされたりするし
   いい迷惑だよね」

FAZER:
(何か言いかけてやめる…)

GSX:
「うわ…こんな所で仕事って言われても
   間違いなく支えられない…

   ってわかっていても
   ギリギリまで倒さないよう
   なんとかしよう って頑張ったのに

   いざ倒れてしまったら
   何故かライダーって我々の心配より先に
   タンク部とかカウル部の心配をするしね」

FAZER:
(何か言いかけてやめる…)

DUKE:
「1番頑張ったのに褒められなくて
   ケアも後回しだもんなあ…
   なんか切ないですよね…」

GSX:
(FAZERを見て)
「ところでキミって、会社の図体の割に
   随分華奢な身体してるけど
   結構仕事大変なんじゃない?」

FAZER:
(一瞬ギクっとして)
「えっ?そう見えますか?」

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MT09:
(FAZERを見て)
「でもおたくの会社には
   センタースタンド部があるでしょ?」

「実はそっちの方が
   たくさん仕事してたりしてにひひ

FAZER:
(少しムキになって)
「そ  そんな事ないですよ!」

ZZR:
「いやいや
   センタースタンド部なんて
   全然仕事しないよ!」

「あいつら、普段は働かないくせに
   やれタイヤ部の入れ替えだ とか
   チェーン部の清掃だ とか
   なんか目立つ時だけ仕事してさ」

「それ以外の時って本当に働かないよ。
   これで給料が同じなんだから
   なんか割に合わないよね。
   (FAZERを見ながら)
   そう思わない?」

FAZER:
「そ  そうですよね…」

GSX:
「とにかく、バイクの部署の中で
   1番労働時間が長いのが我々なんだって事
   キャンペーン活動をして
   広く世の中に広める必要があるよね」

ZZR:
「たまに労わってくれるだけでも
   もっと仕事にやる気が出るんだけどな」

一同
(しみじみと頷く)

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その辺まで座談会が進んだ時に
バイクの持ち主達の休憩が終わったので

サイドスタンド達が入れ替わりに
休憩に入ったタイミングで
座談会は終わりましたが

この記事の終わり間際に
ん?よく考えてみたら
サイドスタンドを立てて話してた訳だから
この場合は「立談会」なんじゃないかな?

なんて事を思ってしまいましたよ。