前日の春日大社に続き
いよいよ旅の本丸、
石上神宮へ向かいます。
石上神宮、ご存知でしょうか。
私は今回初めて知りました。
わざわざ東京から
ここ(の摂社の天神社)を
目指して行く人って
私以外にいるのかしら
と思っていたら
以前天理に住んでいた方にも
同じようなことを言われました。
珍しいですね、
関東の人は
あまり知らないと思いますよ
よく行きましたねぇ
と。
私もそう思う。
でもこういう神社巡りをすると
面白いことが起こる。
そして全ては
繋がっているんだなと感じ、
後からこの旅の意味がわかることになる。
まず旅の経緯、未読の方は
こちら『奈良旅の始まりは猿田彦神』をご覧ください
それではどうぞ!
=======================
石上神宮は
天理駅から歩いて30分〜。
普段歩かないくせに、
昨日は2万歩以上歩いてしまい
目覚めても体が重い。
しかもこの日に限って
予定より早く
早朝に目が覚めてしまう。
宿にいる時間も勿体無い。
上手くいけば
同じ路線(4駅先)にある
大神神社にも行ける。
着替えて早速向かう事に。
石上神宮(いそのかみじんぐう)は
JR天理駅からバスが出ているものの
第一便がお昼過ぎ。
そして1日に3往復しか走っていない。
他にレンタサイクルという手段もあるが
それも10時、11時くらいからになってしまう。
仕方なく、歩いて行く事にした。
と、元天理在住の方に言ったら
歩く距離じゃないですよ!?
とのことなので
行かれる方は、ご検討くださいね。
(いつも歩いている方、ハイキングしてる方なら大丈夫)
ただし道は単純。
駅から商店街をずっと突き抜けて
ひたすら前進する。
何もない道を黙々と歩き、
ようやく!と思う頃に
石上神宮前と書かれた
バス停を超え
さらに進んで
角にあるコンビニが見えたら
そこを右に曲がる。
朝の寒さで
顔と手が冷たい。
コンビニに寄り
暖かいペットボトルのミルクティを買い、
カイロの代用に。
ようやく神宮に着いた頃、
緑生い茂る敷地はまだ薄暗く、
灯篭の明かりが
ぼんやり緑を照らしていた。
立派な鳥居を見上げ抜け、
日本最古の神社の一つ、
石上神宮(いそのかみじんぐう)へ入る。
ここの神様は
言い伝えにある
神剣や十種(とくさ)の宝などであって
実際に明治の頃、
拝殿裏の禁足地の発掘許可を申し出て
調査したところ、
言い伝え通りに御宝が出御したという。
ご祀神などは
神宮のHPでどうぞ
重要文化財の楼門を抜け
拝殿でご挨拶。
周りをぐるりと囲まれた斎庭は
スッキリと整えられた印象。
まだ朝なので
写真を撮るとちょっと暗いけれど実物はもっとスッキリ。
挨拶を終えたのち、
楼門を抜けてすぐ横にある
いよいよ天神社
へ。
すぐ横にある摂社の七座社のほか
出雲武雄神社![]()
このすぐ隣に末社の猿田彦神社もあり、
それぞれ社は小さいけれど
近年神社参りをしていて思うのが
祠の大きさはあまり関係ない、ということ。
逆に小さい祠の前で
いろんなことが起こったりする。
天神社では
ここに来た経緯とご挨拶を
小声でブツブツ言ってみる。
が、あまりよく分からない![]()
その後、猿田彦神社にご挨拶。
、、、
正直
すぐ終わっちゃう![]()
困った、、、、![]()
これで良いのかしら
30分以上かけて歩いて
もうこれで終わり??![]()
![]()
せっかく来たしなぁ、
どうしようかしらと
楼門の写真をまた撮ったり
拝殿を見に戻って
うろうろしたり。
そのうち神職さんたちが
各祠のお掃除にやって来る。
毎日きちんと
手入れをされているからこそ、
どこもかしこも綺麗なんだなと改めて思う。
普段なら周辺を
歩きたいところだけど
既に歩きすぎで
足腰がキツく
あちこち歩くのは諦め
他にやることもないので
御朱印をいただくことに。
楼門入ってすぐに授与所。
その際、
神拝詞もいただこうとしたら
ちょうはい出られますか?
と聞かれる。
ちょーハイ??
初めて聞く言葉。
![]()
![]()
という顔をしていたら
「いや、神拝詞買われたので」
と、
ちょうはい=朝のお勤め、朝拝のことだと理解する。
すぐさま二つ返事で
「出たいです![]()
」と答えると
一通りの流れを書いた紙をいただき、
朝拝参加者用なのか
パイプ椅子が置かれていて
そこで時間まで待つことに。
ちなみに、神拝詞と言うのはこれです![]()
よく神社に置いてあります
ちなみに通常の時間(参拝)では
拝殿に上がることはできないので
ご希望される方は
朝8時半前には神拝詞を片手に
スタンバイされますように。
神社の朝拝に出るのが
初めての私のほかに
おばちゃまが一人と、40代くらいの女性が一人。
このおばちゃま、
私が初めてだと知ると
太鼓が鳴ったら出て行きますよと教えてくれる。
もう一人の女性は2回目らしい。
コンビニで買った
ペットボトルのミルクティは既にぬるく、
カイロとしての寿命は終えていたものの
他に手を温めるものがない。
少しして開始時間が来ると
ドン!ドン!ドン!と
太鼓が斎庭に鳴り響く。
急いで拝殿へ向かい、靴を脱いで上がる。
拝殿では
おばちゃまのレクチャーで
後ろ+奥の網座布団に陣取る。
上座、
前の席は神職さんの場所なので
一般参加者は後ろに座する、とのこと。
足の悪いおばちゃま用の
椅子が既に用意されている。
後から聞けば、
1年で360回参加してるらしい。
この朝拝。
神職さんと共に
祓詞、祝詞などを奏上して行くのだけど
不慣れな私は神社特有の抑揚と音程に苦しむ。
邪魔にならないよう、
着いて行くのに必死。
そもそも私が
神拝詞を買ったのは
ここの
十種(とくさの)祓詞と
ひふみ祓詞を知りたかったから。
そして、それをどう読み上げるのか
奏上するのかを
実際にここで聞いてみたい
と言う思いもあり、
参加させていただくことに。
知らない方のために
書いておくと
ひふみよいむなやこともちろらねしきるゆゐつわぬそをたはくめかうおゑにさりへてのますあせえほれけ
と言うのが
ひふみ祓詞で
Youtubeで検索すると
動画も出てきます。
ただ、2、3見た感じでは
どこで区切るか、
人(神社?)によって違うみたいなので
ここでは区切らずに記載しています。
そして、
十種(とくさの)祓詞というのは
この石上神宮の神様(霊力)でもある
天つるし十種瑞宝(あまつるしとくさみづのたから)
*つるし が難しい字なので、
ここではひらがな記載
のことが書かれていて
祓戸大神、祓戸神社が
気になりだしてから
こういう祓詞をより読み上げるようになっていて
我ながらどうしたんだろう?![]()
でも、なんかやっちゃうから
必要なんだろうなと思う、今の時期は特に
と思っていたのだけど、
これを書く今となって
ようやくその理由、この度の流れがわかるように。
それは後ほど、旅のまとめで
お話しようと思います![]()
朝拝が終わり、
おばちゃまにお礼のご挨拶。
ついでに言うと
おばちゃまが教えてくれたことの1つが
「コートは脱いでくださいね。」
神職さんは袴姿ですので
一般参加者も上着は脱ぐようです。
寒い時期に行く方は
上着を脱いでも大丈夫な格好でどうぞ。
拝殿の板の間は冷えますので。
朝拝が終わると
特に何の挨拶もなく、
皆、蜘蛛の子を散らすように拝殿から降りていく。
なんだか一昨年行った
比叡山、無動時のことを思いだす。
この時も今回も
何も知らないまま
現地に行ってしまったけれど
生仏と称される阿闍梨、
神社の神様や神職に失礼がないように
という、目に見えないところの配慮なのか
どちらも
常日頃から参加されている方にお世話になり
右も左も分からない私にとって、
色々教えていただけるのは本当にありがたいこと![]()
再び楼門を抜け
天神社に再度ご挨拶。
神社の前で手を合わせ
今度は黙ったまま、
じっくり目を瞑る。
少しすると
昨日、春日大社で掃除してもらった
クラウン
そこから
今度はハートまで
エネルギーが降りて通ってくるのがわかる。
あ、ハートが開いてきた![]()
胸の辺りまで
エネルギーの通りが良くなって
胸の辺りが外に開いていくのを感じる。
、、、なんだか回ってる、、、
ん?回ってる??
なんだろう、これ。
めまいとは違う、
何かが回る感覚。
体なのか意識なのか、
はっきりしない。
でも、何かが動いてるのだけは感じる。
そのまま目を瞑っていると
今度は回転する走馬灯のように
自然の景色が
次から次へと流れていく。
どこかの原風景のような、
これまでの記憶の残像なのか、
それとも別のものを
見させられているのか
この時はわからず、ただ流れて行く景色に集中して見続ける。
かなり強い。
エネルギーが、
ここだけ何か違う。
しばし身を任せて景色のビジョンを
心の目で見ていたものの、
これ以上はちょっと厳しいかも
ぐるぐる回る感覚で
気持ち悪くなるかも
と思ったところで
静かに手を解き、一礼する。
そして再び
猿田彦神社の小さな祠の前に立ち、
よくわからないけれど
これでいいんでしょうか![]()
![]()
とお伺いを立てる。
東京からはるばるやってきたものの、
いざ来てみると
これでいいのかという思いが湧いてくる。
昨年の白山比咩神社もそうだった。
旅+神社好きの勢い+直感で来てみるものの、
『ご挨拶が目的』でもあるので
行ったから、来たからと言って
どうこうという話でもなく。
我ながら確信が持てない。
よし、こういう時は聞いてみよう![]()
![]()
もし、これでいいのなら
何かサインか合図みたいなのいただけると嬉しいんですけど![]()
と思って
突っ立ていると
周りを囲む木々の間を抜けて
斜め上から
祠の前に日差しが出て
差し込んでくる。
これで良いらしい。
ありがとうございます
とお礼を述べ
少しスッキリして立ち去る。
その後、
楼門沿いに敷地の奥の方へ歩いてみる。
この奥には行けないらしい。
祓戸神社があると
神宮のHPにはあったのだけど
見当たらない。
行けないのかな?
と思い、この前で
少し立ちすくんでいると
またもや光が差し込んでくる。
綺麗だなぁ。
もう、いいかな?![]()
ひとまず
この旅の目的だった
高皇産霊神(たかみむすびのかみ)
神皇産霊神(かみむすびのかみ)
そして猿田彦大神に
ご挨拶ができたので、
ここはこれで良しとしよう![]()
薄暗かった境内も
日がしっかりと登り始め、明るくなってきた。
こちらの境内のあちこちには
鶏がいて、そのどれもがかっこいい。
参拝する人の中には鶏の写真を
カシャカシャ撮る人もいて
私も帰りがけ、撮ってみるものの
天神社での出来事に
意識が向かっていて
さほど興味がないので写真も適当(笑)
クラウンから
ハートチャクラあたりまでの
エネルギーラインの通りを感じた後の
ぐるぐる動く感覚と
幾つもの景色のビジョン。
あれはなんだったのだろう。
ぼんやりしながら
元来た道を帰って行く。
行きは暗かった鳥居周りも
だいぶ明るくなってきた
と言いつつ
この写真はだいぶ明るさを上げています
来た道を淡々と戻りつつ、
駅が近づいてくる。
どこかで休憩したい、
座りたいと思うものの
それらしい店がない。
奈良はそもそも
店が開くのがゆっくりなようで
11時か11時半にようやく
そろそろ開けますかねぇという雰囲気になる。
奈良駅周辺という
観光客目当ての絶好のロケーションでも
それがあまり変わらないことに驚く。
コンビニなど朝早くから
営業している店も当然あるが、
通常店舗はどこも朝が遅い印象。
天理駅に着いた頃、
足腰に負担を感じる。
既に今日、1万歩を超えていることに気づく。
(と言う距離なので、行く際は手段のご検討を)
大神神社に行くかどうか。
時間はあるものの、
立っているのが辛い。
古墳を模した
白い造形物が特徴的な
天理駅ロータリー広場は
人影もまばら。
奈良駅行きも
三輪駅方面行きの電車も
まだまだ時間がある。
行くか、帰るか。
時間だけはたっぷりある。
帰っても宿で寝ながら
思考だけが忙しく動き回るのが目に見えていた。
結局そのまま
大神神社に行くことに決める。
明日はどこにも行かず
休んでいよう。
大神神社
行く前はなんとなく
厳しいような印象で
心していかないといけないような気がしていたけれど
実際に行ってみると逆。
良い意味でそれが裏切られる。
それは次のお話で。
セッションはこちら
あなたのソウルキャラクター(魂の資質を知り、自分の中心に戻るリーディング)
魂のブループリント(あなたの人生を紐解く、自分の強み、魂の目的を知るセッション)
メルマガ送りますので、どうぞ(不定期・無料)















