これをやろうと思って
でもやってなくて
その”やってない思い”が
自分の心にくすぶってることってあるでしょうか
人間って結果はともあれ、
やると満足したりします。
数年前、亡くなった私の叔母は
若い頃、機嫌が悪くなると
デパートに買い物に行ってたんだそうです。
そうすると機嫌が良くなるんだと。
オーダーメイドで服を作ったり
ブランド物のカバンを買ったり
それなりに謳歌して満足したんでしょうね。
晩年は
デパートに行くことは滅多になくなり
興味もなかったようで
その代わりに毎週末、
フリーマーケットに出かけていました。
買い物は変わらず大好きだったんだけど
お得にものを買うことや
いろんなもの、人に出会うことが
叔母にとっては楽しかったようです。
叔母は一人暮らしで
子供もいなかったし
お金を使おうと思えば
それなりに贅沢もできたんでしょうけど
晩年は堅実な暮らしをしてました。
そんな叔母を見ていて
人間って
やり切ると満足するものなんだなと思いました。
子供の時は貧しかったから
東京に出てきて暮らしはじめて
デパートでお買い物するって
叔母にとってはシンデレラタイムというか
すごく楽しかったんじゃないかと思います。
仕事や趣味、夢や憧れって
自分がこうしたいと
思ってるのにできないことがあると
その想いって
自分の中でくすぶり続ける。
やってみてダメだったらダメで
これはダメだった
っていう結果が出るんだけど
やらないままだと
やってたらどうなってたんだろう
って何となく、ずっと思うんですよね。
それって自分の中で
まだ終わってないってことなんだけど
叔母の場合はどこかのタイミングで
もうデパートはいいやって思ったんでしょうね
そのまま晩年まで暮らしてたら
破産してたかな(笑)。
でも何で
叔母はそうならなかったのかなぁと思い返してみると
デパートでお買い物っていうのに
飽きたっていうこともあるけど
叔母の知り合いで
若い時は羽振りが良かったけれど
徐々に収入が減って行き
晩年はお金がなくて苦労してる人を
見ていたことも
大きかったのかも知れません。
自分の周りの人を見て学ぶことって多いですね。
<今日の一言>
周りの人はあなたにいろんなことを教えてくれる先生

