比叡山というと延暦寺の
お堂巡りにみなさん訪れますが
今回の私の旅の目的は
大山咋神(オオオヤマクイノカミ)に挨拶に行くこと。
というのも、
私が生まれた時の場所、
その産土神社のご祭神が大山咋神だったから。
大山祇神、木花咲耶姫なども
祀られていて、
富士山周辺に
毎年お参りする私なので
この2神は馴染みがあったものの
大山咋神だけ
これまでほぼ縁がなかった。
比叡山に鎮座するというのを知り、
いつか挨拶に行こう!と。
感覚としては
『準備ができたらいらっしゃい
』
って言われてる気がして
9月のdahliaライブが終わった後、
多賀大社とともに
行ってみようと決めたのでした。
とはいえ、
今回の旅で
ちゃんとご挨拶の祈りが通じたのか
正直わからない。
もしかしたら比叡山ではなく
日吉大社に日参すれば良かったのかな?と
今になって思う。。。![]()
でも!
まずは行ってみましょう
日吉大社!![]()
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日吉大社
大山咋神というのは
全国の日吉(日枝)神社、山王系、
松尾大社の神様で
全国区に信仰が広がる神様。
面白い話としては
この神様、
丹塗矢(にぬりや)に変身して
玉依姫(たまよりひめ)のもとを訪れ
子供ができるっていう
ちょっと変わった伝説が残っています。
ちなみにその子供が
京都の上賀茂神社の神様。
というわけで、たまよりひめも
覚えておいてくださいね。
後から出て来ます(本当に出て来たの
)
日吉大社は
比叡山の麓にあり
広くて宮も多い。
なので、神社巡り好きな人は
ゆっくりスケジューリングすることがおすすめ。
まず、この立派な鳥居を抜けて
西本宮の方へ参ります。
本宮の前に大きな岩が2つあるんだけど
奥の方の、この岩の方がビリビリが強くて
御神木なのかな、
しめ縄がかけてある木との間に立つと
流れがあるのがわかるというか、感じやすい。
自分の体の不調があるところが反応する。
このままいたら、
具合も良くなるのかな?
でも、私
低周波機器とかのマッサージ機も
好きじゃないの。
ビリビリ感がダメなのよね、きっと。
なので退散
ここに訪れたら
まず、この岩石の周辺に立ってみてくださいね![]()
![]()
ちなみに、日吉大社には
魔が去る=マサル=生きてるお猿ちゃんも実際にいて
西本宮楼門の軒下4隅にもお猿さんが彫られています
西本宮の神様は大己貴神(おおなむちの神)。
今、楼門はこんな感じ。
そこを後にしてお宮を道沿いに巡り、
東本宮に向かいます。
日吉大社の奥宮は
ここから登る八王子山にあって
徒歩で30分くらいかかる。
私はパス(笑)。
1週間分の荷物を詰めた
キャリーケースを持ちながら
登り坂道を歩き続け
ケーブル坂本駅まで行き、荷物を預け
坂をまた途中まで戻り日吉大社へ、という
引きこもりの私にしては
結構頑張ってたどり着いたのです。
でも奥宮はさらに徒歩で往復1時間。
これ以上歩いたら、
比叡山に入る前に生き絶える![]()
そんな私のためか、
奥宮に行かなくてもお参りできるよう
遥拝所があります![]()
なんてありがたいのかしら![]()
ここは東本宮をお参りしてからご挨拶。
そしてようやく東本宮でご挨拶。
これから比叡山に入ること、
ここに来た経緯、
お参りさせていただいた感謝を伝えます。
この東本宮、門から本殿へと続く
ストレートのライン。
気の流れを感じる。
門ってやっぱり大事なのね。
ここから神域ですよ、っていう
境界線なんでしょうね。
で、この石段の道沿いにも小さな祠がいくつもあって
お参りできます。
石の前にある祠。赤い。ふと気になる。
この日吉大社の良いところは
各お宮に簡単な説明書きが置かれていて
分かりやすいということ。
見てみると
やっぱり繋がってる。
この岩瀧社(いわたき社)は
琵琶湖の北に浮かぶ竹生島と繋がってると伝えられている、と書かれています。
弁天様とも言われ、楽器の琵琶を持つ姿で描かれる
市杵島姫命、タギツヒメノ命
いわゆる芸能の神様。
竹生島に行っておいてよかった。
行こうか迷ってやめていたら、
これを見て「やっぱり行けばよかった」って思ったかも。
こういう”繋がり”を発見すると
嬉しくなります。
旅の行程が間違ってないんだなぁと
改めて思う。
日吉大社のお参りもここで終了。
結構、見応えありました。
紅葉時期は本当に綺麗だろうなぁ。
そしてここから比叡山へ。
まだまだ歩く私の旅。
もうこの辺で
連日の歩き疲れで
限界に来てたりするのだけど、
ここから宿に行くのがまた大変だったのでした、、、










