私のチャイルド | dahlia/ココロのお天気 Life is still beautiful
前回、チャイルドとの約束について書かせて頂きました。

前回記事はこちら

今回は私の体験です。

私がインナーチャイルドセラピストのトレーニングを受けている時は
4、5人くらいチャイルドを抱えてる状態でした。

あ、ちなみに、チャイルドは1人じゃありません。
一人っていう事の方が少ない,というのが正確かもしれません

人によってはさらに沢山いるかも知れませんし、
出てくる時はほぼ同じ姿のチャイルドかも知れないし、
人の形をしていないようなおやしらず、光のエネルギー体みたいなものだったり、
またはシンボルやイメージねこへびで現れたりもします。

これは、人によって違いますので、
どれが正解、間違ってる、というのはありません。

そして、トレーニング中では最後に現れた私のチャイルド女の子

その子の場面(退行した場面)は昔住んでいたアパートでのこと


その当時、私は母と母の再婚相手である養父と3人暮らし。
私はまだ7、8歳くらいでしょうか。

養父は叱る時には、容赦なく手が出る人でした。


その怒られる理由というのが、

『箸を置く時の音がうるさいプンプンと言うような、
子どもの私に取っては、正直意味のわからないことで

怒られて、ムスッ(`×´) とした私の顔を見ると、

養父は更に怒り、「なんだその目は!」と言って私をおもいっきり平手でビンタする。

塗装業の職人で、身体もガッチリしてる、ゴツい養父の手で殴られるので

ものすごく痛いんです。

それでも負けずに、私は涙いっぱいの目でまた養父を睨む。


そうなると最後には「出てけ!!」と言われて

無理矢理家の外に追い出される。
そしてしばらく家に入れてもらえない。

そういう事が何度もありました。


少し時間が経ってから、母が養父に頼んで私を家の中に入れてくれたような

記憶がありますが、父が私を追い出そうとする時に、止めてくれた記憶はあまりありません。




そういうシーンに退行したことは今まで何度かあったのですが、
このトレーニング中の退行では、このシーンの最後まで行ったんですね。

それは、追い出されたあと、アパートの建物の前にある門まで歩いて行き、
門を出ては戻ってきて、結局家のドアの前にいるしかない自分でした。
そして、時間が経って、家の中に入れてもらう。


このとき、子どもの私は、

家に本当は帰りたくない。
でも、他に行く所がない。
結局帰るのは、一番帰りたくない家の中しかない。

そう強く感じていました(これは当時の私の潜在意識だと思います。覚えてなかったので)


『行く所も、居場所もない』悲しみを持ち
理不尽と思える養父の暴力、そして養父が私を追い出す時に
結局止めてくれなかった母にも怒りを感じていたチャイルド

でも、ここが子どもの凄い所なのですが、
母に怒りを感じていた事は
この退行した時まで私の意識にありませんでした。


なぜなら、母は養父に「そろそろ(私を)入れてあげて」と言ってくれていた、
そして私が家から追い出される時に、母は辛そうだったのが
子どもながらに、わかったからです。

子どもはこうやって、無意識に親の言動や様子を感じています。
そして、養父に追い出されるのは
『自分が反抗して睨んだから』と思う訳です。


ちなみに、叩いたり、家の外に追い出すのはまさに虐待である
というのは、このトレーニングで初めて知りました。

そのくらい、子どもの私に取ってみたら、
親がおかしい とは考えになかったんですね…
昔ですから、親が手を上げるのは珍しくもなかったかも知れません


ですので、母が養父を止めなかった、という行為も
虐待を止められなかった母と今では客観的に考えられますが、

当時は、
『追い出された私を許すよう、ママは養父を促してくれた』
と解釈していた訳です、意識上では。

でも、心の奥底には母にも怒りを抱えていたんですよね、

それが退行してみて、分かった訳です。


そのチャイルドと出会って、しばらく毎日接していました。
このチャイルド、最初はやはり心を閉ざし気味しょぼんでしたが、
大分コミュニケーションが取れるようになったある日、

いつものようにチャイルドに「何したい?」と言ったら

『ゴーカートに乗りたい!!ヾ(@°▽°@)ノ』



は??( ̄Д ̄;; ゴーカート?? ゴーカート…車


と、思いつつも、チャイルドを前の座らせてハンドルを握らせて
私はその子の後ろに座りました。
そして二人でゴーカートで遊び (^▽^;)

チャイルドが運転するゴーカートは
イメージの中ですので、軌道や道路なんていうものなく、
まさに空中を超自由に動き回り、チャイルドは本当に無邪気に楽しそうでした。

あはははは!!(^∇^) と笑いながらゴーカートを満喫しているチャイルド。

そのとき、ボッっDASH!と白い煙がビックリマーク

忍者が消える時に出るような白い煙とともに
チャイルドが消えて、

えっ?? 

びっくりした私の胸の中にスーッとチャイルドが溶けて消えて行ったんです。

あれ??もう良いの(統合していいの)?? と慌てて聞く私に

うん! もう居場所見つけたから!!o(〃^▽^〃)o


と嬉しそうな声が帰って来たのです。


私はその嬉しそうなチャイルドの言葉を聞いたとき、
思わず涙があふれて来ました。

行く所も帰りたい所もなく、一人でずっと耐えていた小さな子が
ようやく自分の居場所(私)を見つけて還った瞬間でした。

私にとって、まさに感動の瞬間キラキラキラキラでした




私が何人ものチャイルドと接して分かった事は

子どもが望むことは、とてつもなく『シンプル』なことである です。

抱きしめて欲しい 愛されたい
甘えたい 守って欲しい そばにいて欲しい 


大人にしたら、些細に思えるような、極めてシンプルなことを望んでいます。
大人のように、アレがなきゃダメ、これがないと嫌とか
そういう要望ではないんですね


その自分自身であるチャイルドを、
私はこの瞬間、本気で守ってあげたいと思いました。

何があっても、この子の手をぜったい離さない
私がこの子を幸せにしてあげたい


私が初めて感じた、決意と言っても良いかも知れない、
心の底からわき上がってくる、自分自身(チャイルド)への愛情でした。

このとき、『愛』ってこれなんだ…って思いました。


恥ずかしながら、その時まで私はよくわかってなかったと思います。

『愛ってなんだろう。では分かるし、なんとなく感覚もある。
でも、愛って何?って聞かれたら、どう答えればいいんだろう…』


そう、一番大事な体感という経験の感覚がなかったのだと思います。

そして、このチャイルドたちと過ごした日々で
その答えを身体や心がしっかり感じた瞬間でもありました。

これが、私がチャイルドとの約束を守り続けたからこそ得られた貴重な体験です。

これは、セラピーを受けて、チャイルドと接した事のある方じゃないと
分からない話かも知れません。

そんな中、
最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございます音譜


一人でも多くの方が、本当に自由であることを切に願います。

そして、
大人は全て自分が選べるのだ、選んでいるのだ、
気づいたのなら、変われるのだ、
ということを知って頂けたら本当に嬉しいです。



今日もありがとうございましたニコニコ ラブラブ
 
読んで頂いた全ての方に感謝します

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セラピーはおもに東京の世田谷で行っています。

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