お年寄りの散髪 | [神嫁]社長と飲んだくれ[平社員]夫Hのブログ

お年寄りの散髪

いつも妻のことを書いているが

 

今日も書く。

 

書くには書くが鬼嫁としての妻ではないことを書く。

 

 

私の妻は鬼嫁だが

 

元は美容師である。

 

今は鬼美容師だ(私に対してのみであるが)

 

 

いやそんなことではなく

 

妻はまた

 

理容師でもある

 

理容師と美容師

 

その差は私にはわからないが

 

 

他にも

 

管理美容師であり

 

管理理容師

 

と言う免許も持っているらしい

 

 

そして

 

お年寄りや障がいを持った方への

 

散髪を行う

 

ケア理容師という資格も持っているらしい。

 

 

妻はこの資格を持っているので

 

月に幾度かボランティアで

 

特別養護老人ホームや

 

デイサービスセンター

 

障がい者福祉施設などへ

 

散髪に行っている。

 

 

お年寄りの施設への散髪のボランティアは

 

けっこうハードルが高い。

 

そのハードルとは

 

行政指導である。

 

 

今回も

 

その行政指導により

 

散髪を続けることが困難になっている。

 

 

なんでも

 

散髪の時間や送迎の時間は

 

介護保険の対象時間ではないので

 

たとえ施設が料金を徴収しなくても

 

その時間分

 

介護時間を延ばしなさい

 

と言うことらしい。

 

 

つまりは

 

デイサービスセンターなどで

 

送り迎えに一回20分づつ40分

 

散髪に20分かかったならば計60分

 

その分の一時間、延長で介護しなさいという指導である。

 

 

一見なんでもなさそうであるが

 

施設にすれば

 

予算ぎりぎり

 

残業手当てなど出せない状態なので

 

一時間職員全員の

 

残業代を毎日負担は出来ないというわけである。

 

ゆえに

 

施設での散髪は出来ない。

 

 

施設で散髪できないと

 

自力で歩ける方は良いが

 

車椅子の方やほぼ寝たきりの方、

 

痴呆の方など

 

美容院や理髪店に行くことが困難な方は

 

大変な負担になってしまう。

 

 

実質的には髪を家族が切るか

 

伸ばし放題か

 

高いお金を払って出張サービスを受けるしかなくなる。

 

お年寄りには

 

きれいに髪を整える権利も無いというわけである。

 

 

何で通りいっぺんの指導を

 

しゃか力になって行うのか

 

私には理解できない。

 

 

皆様はどう思われるでしょうか?

 

 

  平社員H