描くと


もの凄く消耗する。

エネルギーを。


昔と変わってきた

ここ数年。




昔は、

どんなに疲れていても

筆を握ると

エネルギーをもらえた。


ここ数年は、

描けない毎日が増えた。


動かされるのを待つ日々。




目の前に顕れたものは、

すぐには馴染まない。


むしろ、

氣にいらない。


何故か?


確認しようとするからだと

氣づいた。


疑うからだと。


出来映えを。


そもそも、

出来、不出来など

存在しないのに。



目の前に現れたものは、

自分。


命を分けるから、

消耗するのだろうか?


とにかく、

本当に動けなくなる。


一日中、抜け殻のよう。


何とかしないと、

でも、今は 

何だか

これでいい氣がする。


私は、

動けないけれど、


命を移したものたちが、


生き生きと

時間の経過とともに

変貌し続けていく。


まだ、

こうして

綴ることが出来るうちは、いい。


この僅かな

エネルギーさえも、

戻ってくるのに

時間がかかるけれど。