コレは解りやすい!!「核について 」 | 藤井かほりオフィシャルブログ「かほり日和」Powered by Ameba

コレは解りやすい!!「核について 」

不確かな情報と理解によって

いたずらな不安に包まれています


今、私たちに必要なのは、正しい理解によって行動すること


理解するのに、
すっごくイイもの、かつ、個人的にツボw

なものがあったので引用させていただきます!

長いけど、すごーく解りやすいです!




「核について」


広島出身、アメリカの大学生~ mixiから久保田 生さんが作成
*********************

核のお話。

まず、単位のお話。

会見や報道等で出ている‘測定された値’というのは、全て一時間当たりの被曝量です。今回記録された最高値の400ミリシーベルトというのは、 400mSv/hとなる訳です。対して、これだけの被曝をしたらアウト!というように語られる単位は、単純な○○シーベルトという値であって、毎時当たり の値ではありません。シーベルト毎時は速度、単なるシーベルトは距離だと考えると分かりやすいです。会見で言われていた数値ですが、400mSv/hの放 射能が観測される状況下で30分以上過ごすと体になんらかの影響が出るだろう、というように変換する事が出来ます。

被曝は日焼けみたいな感じで考えると分かりやすいです。毎時当たりの強さを日差しの強さ、単純な値を日焼けの量、つまりどれくらい肌が黒くなったか、と考えてみてください。日差しがある程度強くても、一瞬だけだと日焼けはそこまでしませんよね?

で。 NHKの解説員がめっちゃ誤解したまま発言してましたが、その場にいたら一瞬で男性の精巣が一時的な不妊に・・・という発言、これは明らかな間違いです。 400mSv/hの放射線を浴びると、約20分強で不妊を起こす可能性がある、という事です。瞬間的な値、つまり速度だけだと、レントゲンの方が放射能は ずっと強いです。



次、放射線の話。



放射能、放射性物質、放射線という言葉がかーなり適当に混ざって報道されていたりします。この違いですが、分かりやすくウンコで例えると、放射性 物質がウンコ、放射能がウンコの臭いの強さ、放射線がウンコの臭いそのものになります。あと、核燃料とそれから生まれる放射性物質は全くの別物です。これ から後何度か出てくるので、しっかり覚えてください。そして忘れないでください。頼むよ。



原発の三号炉付近で、400mSv/hという非常に高い値の放射能が検出されました。その場に無防備な状態で立ち入ると、本当に危険です。が、放 射線は距離の二乗に反比例して減衰していくという性質があります。放射性物質がどっちゃり詰まってる原子炉から離れていれば、放射線はほとんど届かず、安 全です。例えば。原子炉から10キロ離れただけで、原発から発生する放射線は無視できる量になります。避難範囲がずっと変わらず半径20kmの範囲なの は、そのせいです。範囲を広げないといけないんじゃないか!等と根拠もなく煽るのはやめましょう。



次、火災の話。



4 号炉で火災が起きていましたが、これは炉の中身が燃えている訳ではありません。炉の外、もしくは炉に付随する装置の火災です。中身の核燃料は確かに相当熱 くなりますが、燃えません。核爆発もしません。炉心融解と核爆発ははっきり言って全く違います。原子炉は絶対に何があっても核爆発は起こしません。その仕 組み上、どう頑張っても絶対に無理なんです。曙にハチドリの様に空を飛ばせる方が簡単ですし、そもそも核爆発というのは核燃料があってもそんなに簡単に引 き起こせるものではありません。



昨日の日記で、僕はチェルノブイリを下痢どころか内臓が全部出る位の酷さ、と書きました。具体的に説明しますと、チェルノブイリで起きたのは、炉 の中で反応が絶望的に進みすぎ、溶けて大量に溜まった核燃料、即ち下痢が、これまた大量に溜まりすぎた水蒸気、即ちオナラによる圧力で、更に反応が進み、 最終的に炉の中で水素が爆発し、そして中の下痢が周囲に撒き散らされたという出来事なんですね。



対して福島原発ですが。定期的にオナラを排出して圧力は下がっていて、しかもこれ以上の反応は起きてないので、下痢も収まりつつあります。が、核 燃料が反応していたその熱自体はまだしっかりあるので、燃料を覆っているケースが派手に溶けたり、その更に周りのケースが劣化したり、大量の水蒸気が発生 して圧力調整装置が壊れたり・・・等というイベントはもちろん起こります。しかし圧力は常に下げられている上、冷却も進んでいます。今以上に状況が悪く なったとしても、チェルノブイリのようにはなりません。本当に。全く状況が違うんです。



ちなみに、4号機の火災は既に鎮火されています。原因としては溜まった水素が有力と見られています。屋根が壊れる替わりに、別のところが燃えただけです。



次、過剰圧力排出のお話。



炉の中にある核燃料は、冷却装置が故障してからどんどん熱くなりました。燃料が熱くなりすぎると、周りの冷却水や水蒸気も一緒に熱くなって膨張 し、圧力が高まります。昨日の日記でもチラっと書いたんですが、原子炉はジェット機が激突してもびくともしないくらいの強度で作られています。その為かな り高い圧力にも当然耐えられるのですね。しかしそれにも限界があるので、圧力が高くなりすぎた場合はどこかで排出しないといけない訳です。



しかし、圧力を排出する時には、どうしても核燃料から発生した微量の放射性物質が混入してしまい、それが水蒸気等と一緒に排出されます。が、排出 時に混ざっている放射性物質の大半は、半減期がとーーーーーっても短いので、ものの数分で消え去ります。人体には影響を与え得ない放射性物質もあります。 中には半減期が長い上に人体に有害な放射性物質ももちろんあります。が、それは少数派です。それらはもちろん無害ではありませんが、量が少なければ完全に 無視しても問題ないレベルです。



今の原子炉の状態ですが、冷却水をどんどん注入して一刻も早く冷やそうとしているので、水蒸気も大量に発生し、圧力がたびたび高くなっています。 その高まった圧力を逃さないといけないので、その時、そして今後の圧力開放時に飛び散る微量の放射性物質の事を考えて、半径20キロから30キロの範囲で 屋外に出るなという命令が出た訳です。オナラを吸ったら臭いからです。これは決して核燃料が飛び散っているからではありません。汚い喩え話を繰り返すよう で恐縮ですが、オナラとウンコの飛び散りというのは、全く違います。この屋内退避は、オナラをした&これからちょいちょいするから、臭くなるよ!という話 な訳です。そして。放射性物質が広まっても、その放射能は相対的に低くなる上、広まる間にほとんどの放射性物質は崩壊を終え、その放射能を失います。よっ てこの屋内退避命令の範囲も非常に妥当なものです。



次。まとめのお話。



しつこいようですが、放射線は放射性物質から距離を置けば格段に弱くなります。現在の段階では、炉に過剰に圧力がかかり、その圧力を抜く際に放射 性物質が微量混ざり、そして複数回圧力を開放している為に放射性物質の出た量が増えた為、屋内退避命令が出たというだけです。原発で作業をしている人達は 確かに今非常に大変な状況下に居ます。防護服なしで数時間過ごせば、確実に命に関わります。が、先ほどの400mSvという非常に高い数値の放射能を帯び た何かが他の土地にそのまま移動するという事は、現段階では絶対にありません。絶対にです。言い切らせて貰いますよ。



3号炉の近くで高い放射能が検出されたのは、原子炉からの距離が非常に近いためです。原発の敷地境界線付近の放射能値は、今でも極端に高くはなっ ていません。つまり放射性物質は拡散してはいても、量は全く多くないのです。前述の通り、拡散した放射性物質は、核燃料とは全然違う物です。東京でも一応 微量の放射性物質が観測されましたが、温泉に入った時の被曝量の100分の1以下だと思えば、どれくらい健康に害がないかは想像がつくんじゃないかと思い ます。それに、人体に影響を及ぼしやすいと言われるヨウ素131ですが、半減期がたったの8日なので、現段階の量を継続的に摂取し続けたとしても、完全に 無視出来る量の被曝しかしません。飛行機に乗るほうがその数十倍ほど被曝量が多いです。



放射能という漠然としたイメージを持つ言葉は確かに怖いですが、それよりもずっと怖いのは、そのイメージから生まれる風評被害、そしてパニックで す。病院の検査の方がよっぽど被曝する量が多いですし、気にしすぎる事によるストレスの方が、原発から離れた所での被曝よりもよっぽど健康を害します。現 時点で、拡散された事で非常に濃度の薄くなった放射性物質が各所で検出されています。これは、隣の家の住人がオナラをして、それがめぐりめぐって微量自分 の元へやってくる程度の量です。どう頑張っても臭さは人には分かりません。機械で測定してやっと分かる程度なんです。



完全に部外者である僕がこうやってしつこく言うのが無粋だというのはよく理解しています。が、本当に、人の不安を煽ったりデマに惑わされたりせず、落ち着いて行動して欲しいなと、心から僕は思う訳です。

*************************


そして、またまた

これをアニメで
さらにわかりやすく
説明してくれているものがありました電球

コレなら子供とも一緒に理解を共有できるかもスマイル

これうんちとおならで例える原発解説アニメこれ

「おなかがいたくなった原発くん」