電気が発明される前の外灯はガス灯
今のように自動で点灯するわけもなく毎晩一つずつガス灯に明かりを灯し朝が来れば灯りを消していく仕事があった
それがランプライターという職業だ
梯子を担いで外灯から外灯へと移動し一日にだいたい70~80の数をこなしていたようだ
電気がない時代陽が落ちかけた街並み私は今常に昼も夜も関係なく明かりのあるところにいるけれど
偶に陽が落ちかけた街並みの外れは
ノスタルジックな雰囲気に誘い私を酔わせる帰って来たよ何処へ
明かりのない時代点灯夫さんの存在は有難たかっただろう
外灯は少なくすぐきれて治しにきてくれるまで時間が大分かかる
山々なので放置されていたというほうが正しい
星明かりの明かりのほうが正しかった大変だったけどあの頃のほうが楽しかったし良かった
点灯夫が登場する一番有名な物語は
サン=デクジュベリ「星の王子さま」
「星の王子さま」のなかに登場する
点灯夫は一分で一日が過ぎる小さな星に住み
僅かな間に灯りを付けたり消したり
めまぐるしく働いています
家もなければ人もいない小さな星で
灯りをともす点灯夫に王子はこう思います
『このひとは、ばかばかしいかもしれない。
でも王さま、見えっぱり、
しごとにんげんやのんだくれなんかよりかは、ばかばかしくない。
そうだとしても、このひとのやっていることには意味がある。
あかりをつけるってことは、
たとえるなら、星とか花とかがひとつあたらしくうまれるってこと。
だから、あかりをけすのは、
星とか花をおやすみさせるっ
てこと。
とてもすてきなおつとめ。
すてきだから、ほんとうに、だれかのためになる。』(大久保ゆう訳)
ランプに灯りをともすようなこと
それは世の中を大きく変えるようなものではない
それでも暗がりのなかのひとつの道しるべとなるかもしれない
暗闇を歩く一条の希望となるかもしれない
ひとつずつでは小さな灯りでもたくさんの光が集うことで
より大きな希望の光となる
こともある
小さな光をひとつずつ灯す
そしてより大きな希望に
繋いでいきましょう