トリチウム夜光塗料が主流だった過去の時計は危険なのかどうか


トリチウムが使われた時計はけして

放射能被爆の恐れがあるような危険物ではありません


ちなみに私も昔は腕時計だったので

格安時計でしたがそういう理由で早くから知っていたので


腕時計に使われる文字盤塗料は買い換える都度気にしていました


私が腕時計から懐中時計に買えたのは介護系だったのと尊敬する方が懐中時計でその理念が素晴らしかった

からなのです


何故トチウムが使われた時計であっても安全なのか


①人体には届かないから


放射線はアルファ、ベータ、ガンマ、中性子の四つに分類されベータ線の飛距離は非常に短く空気中なら5㎜水中(人体組織)なら0・005㎜

しか進みません


時計に使われたトリチウムの発する

放射線は人間の皮膚どころかガラスさえ貫通出来ないといえます


②人体に影響を及ぼすような量ではないから


時計に使われる程度の量では人体に影響はありません


例えばロレックスお持ちの方で

6時の下のT〈25という表記1998年以前のモデルをお持ちの方なら見た

ことがあるかもです


私は持ってないけど聞いた話ですが

これはロレックスのインデックス・針に使われたトリチウムの量を表し

T〈25は新品の状態でトリチウムが崩壊した際の放射能が25マイクロキュリー=925キロベクレル


電球やレントゲンに比べれば遥かに

少ないエネルギー量です


崩壊(トリチウムが何らかの反応によりヘリウム3になるこの際に放射線を放出する)を起こしたとしても

恐れるに足りる放射能を有していない


③半減期を既に迎えているから



放射能同位体が

放射性崩壊によってその内の半分を別の核種に変化させるまでにかかる時間を半減期


トリチウムのそれは12.32年

半減期を過ぎるとその半数はヘリウムへと変わっていきさらに半減期を

経るごとにトリチウム量は低減していきます


発光するような量のトリチウムは残らなくなります


ロレックスではトリチウムが使用されていたのが1998年のU番までのため今は既にもう25年経て光らず危険性はないとみていいのでは


ただし最近ではブラックライトを当てることによって夜光塗料の判別が可能でトリチウムだと僅かに小さな

点として発光します


栄光塗料が暗闇に何時間もいると消えてしまうのに対しトリチウムは外部からの光源を必要とせず常に視認性を確保することが出来ます


ロレックスは中古品の価値が高い

トリチウムが使用されたモデルも非常に高い価値を誇るそうです


それは栄光塗料と異なり経年によって焼けが起こりビィンテージ感を堪えるという特性を有するためです


トリチウムは恐れるに足らず

共存をえらんでしまったのですから


私たち人間は常に予循した思考を持ちその世界に生きることが好きなようです


夜光塗料=発ガンする作用を持つ放射性物質危険という考えはどこからきたのか


トリチウム以前に一般的に使用されてきたラジウムと混同されてきたのかもしれないです


ラジウムの危険性は高く

時計製作者の健康被害が相次ぎ現在は使用を禁止されています