去るゴールデンウィーク特に予定を入れてなかった私。ゴールデンウィークはどこも混むからだ。
しかし、急遽ゴールデンウィークのど真ん中私が大阪行きを決めたのは 兵庫県にある塚口サンサン劇場という映画館で マサラ上映が開催されるからだ。
マサラ上映とは なんぞ?!という方がほとんどだと思う。これは言わせて欲しい。
私はマサラ上映が大好きだ。
マサラ上映とは インド映画の楽しみ方で 映画館のイメージを覆す映画の楽しみ方で
クラッカーOK、紙吹雪OK、掛け声OK、立って踊ってOK!
つまり 映画館でありながら
騒ぎながら鑑賞できるイベント
なのである。
私が初めてこの上映方式と出会ったのは 比較的最近で
もう無くなってしまったが 渋谷のシネマライズ渋谷である。たまたま隣の映画館シネクイントにてインド映画の予告を観て たまたま面白そうだと観た映画スチューデントオブザイヤーを気に入り、マサラ上映という上映もあるというと知り、参加したのが2014年の事。話すと長いのでまたの機会に書くが そこで
今まで知らなかったインド映画の魅力とマサラ上映の楽しさを知ってしまったのである!
インド映画にハマり、マサラ上映にハマった私はインド映画以外にも騒ぎながら鑑賞できるスタイルの映画を知る。
カルト的映画 ロッキーホラーショーや(これもまた別の機会に)
キンプリの応援上映
アナ雪のみんなで歌おう上映
絶叫上映(洋画中心)etc
みんなで楽しみながら観る上映は様々な映画で行われてきている。
映画は静かに観たいという人には間違っても行ってはならない上映ではあるので誰にでも勧められる上映ではない。何故なら盛り上がり過ぎて映画の台詞は聞き取りづらいからだ。
しかし 静かに観るのはいつでも出来る。家でひっそり観ても良いのだ。
同じ作品を愛する者同士が集まって観るその上映に私はすごく価値を感じていた。
そこで マサラ上映を何度も行ってきた
塚口サンサン劇場によるマグニフィセント7のマサラ上映が5月5日に行なわれるというではないか!
チケットが発売される24時丁度。私はパソコンの前で構えていた。
瞬殺であった。
インターネット発売分は 数分で完売
かなりの争奪戦にはなったが 私は運良くチケットを入手し 夜行バスで向かう事になったのだ。
さて、ここまでインド映画の話をしてきたが
マグニフィセント7はマサラ上映をすると言ってもインド映画ではなく 荒野の七人のリメイクであるアメリカ映画である。
インド映画のようにダンスや歌はないものの
銃撃戦がマサラ上映ととても 相性が良いのだ。
劇場に到着すると 事前に呼び掛けがあったのもあってか 荒野のガンマンに扮したお客さんがたくさん来ていた。
劇場もマグニフィセント7を意識した飾り付けが工夫されていて ファン大興奮ものになっていた。
ガンマンたちは記念撮影をして賑わっていた。
上映前から大盛りの中 劇場内に入ると
まだ 本編が始まっていないのにも 関わらず
クラッカーが鳴り響く劇場内‼︎
まるで、ライブ会場の様である。
その後 劇場側からの挨拶があり
更にヒートアップ
(クラッカーが鳴り、紙吹雪が舞う)
お馴染みの映画泥棒のcmでも手拍子が入り
\コロンビア/
と 掛け声が入る。まだ 本編は始まってない!
これが…マサラ上映だ!!
やっと本編が始まると
いきなり場内から銃声が響く
銃の形のクラッカーを持ったお客さんによる発砲である。しかも連射。
因みに映画のモブが発砲しただけでこれである。
まだ!誰も!!!!出てきていない!!!!笑
異常な盛り上がりを見せるマサラ上映。
メインキャラクターが画面に映ると
悲鳴が上がり、何かをする度にツッコミが入る。こんな面白い上映があって良いものだろうか。
ネタバレの為 具体的な発言は割愛するが
ファンによる発言がいちいち面白くて
私はずっと笑いっぱなしであった。
冒頭からスタミナ切れもせずクライマックスの銃撃戦に入ると場内からは 映画のガンマンよりも 撃ってるのでは ないかと思うほどの発砲ラッシュ。
スクリーンの敵に向かって撃ちまくる客!
もはや 劇場の客も映画の登場人物である。
こんな臨場感のある体験は
マグ7マサラ上映が初めてだ。
快感
笑い、叫び、銃をぶっ放し、紙吹雪を撒いて大盛り上がりする。
この気持ちよさは、他では味わえない
新 体 験
であった。
そして夢の様な上映が終わると
床が!!!!
見えない!!!!
もちろん私の周りだけではなく 劇場全体が
紙吹雪に包まれた
しかしドン引きなされるな
これは マサラ上映終了後はお馴染みの光景である
マサラ上映は
お片づけまでが
マサラ上映です!