JSAアロマ熊本支援活動 最終 | アロマテラス 看護師セラピストのお便り

アロマテラス 看護師セラピストのお便り

自分を愛する、そして周りを癒す






5月12日、熊本震災から丸2年以上のこの日
被災地で2ヶ月に一度取り組んできたアロマセラピーでの支援活動の最後の日でした。

益城町総合体育館に始まり、
益城町木山仮設住宅へ移動し計2年

暖かなこの時期はいつもにも増して、アロマトリートメントを受けに来られる方が多かったです。
顔見知りになって、名前を呼び合うようになった方々の手足を念入りにトリートメントさせていただきました。

ここ最近は、生活の中でのちょっとしたストレスの吐き出しや、楽しみに行っている普段の事など
皆様前向きに頑張ってらっしゃる印象でしたが
最後のこの日は丸2年経った事で思い出したり、フラッシュバックするのか地震のときのリアルな話を
自らされる方々が多かったです。

一番最初にこられて待っていた方は、地震で旦那さんを亡くしてから動悸がして夜もあまり眠れない。
今日初めて集会所へ来ました。。。
と言われる方がいて、トリートメント後にハーブティーを飲みながら一人で涙されてらっしゃいました。

2年やっていて、まだまだ仮設内でも情報が届かなかった現実…

総合体育館の初めの頃の状態、益城町の風景
ボランティアに関わってくださった方々のことを思いだしました
季節と共に移り変わる仮設住宅での生活を少しづつ見せて頂きました
もう、このような体験は無いと思うけど?
最後であってほしいと切に願います

自分が被災してからの今までの2年間の生活と活動も振り返りました
ただ、がむしゃらにやって
とにかく過ぎるのが早かったです

色々な事があったけど…
色々な方のサポートをうけ、学会からの大きなサポートを受け、それで年単位の活動ができたのだと思います
そして、本当の意味での復興とは?を考えます
まちなみは、だいぶ整ってきたようですがまだまだ
被災地は住宅や生活の問題、心の問題ありますね…

JAS支援活動としては
初めの一般セラピストさんたちの協力
それから九州各地の学会員の協力。
長崎、鹿児島、熊本から参加していただいてました
神奈川の看護部会長の所澤先生は毎回✈️来てくださりご指導頂きました
田川市民病院の河村副院長も、天草苓北のはまゆう療育園の小菅先生もよく来てくださいました

現地調整の役目のわたしとしては、継続支援は必要だと感じていたものの自分のキャパ越えをし予定の2年までというところまでしかやれませんでしたが…

ボランティアガイドラインを作成したり
九州の医療従事者のセラピスト仲間と話し合いながら一緒に活動出来て清々しい気持ちになれたことがとても貴重な体験でした
終わってセラピスト仲間でお茶会をしました




私のおばあちゃんちがあった益城町の方々の、
ホッとリラックスになる一時の場を作れていたなら幸いです


こちらのJAS日本アロマセラピー学会のHPに
熊本震災時のアロマボランティアガイドライン
2年間の活動の様子を毎回レポートしております。
良かったら、ご覧になられてください
http://www.aroma-jsa.jp/