「トレイルランニング」との、本当の出会い。 | feel the Another World

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陸上から、もう一つの世界を感じる。
時にはロードから、時にはスタンドから。
ロードは栄光への花道。
競技場は世界の風を感じる場所。
⇒「走ることは生きること」

半年前の自分には、こんな自分は想像すらもできなかった。
毎週末トレイルを駆けまわり、ついにはトレイルレースの世界最高峰UTMBの地に赴くだなんて。

半年前の私はこう言ってた。
「私はトレイルには向いてないんだよねー。ケガが怖いし、絶対にやらないー。」

そんな私がなぜ、トレイルにハマりこんでいったのか。

ことの始まりは、そう"信越"
親友の1人がことあるごとに信越、信越と、とらわれたように言っていて、はて信越とはなんぞやと思ったのが始まり。
2017年、たまたま、信越のレース日に新潟に仕事でいて、お得意の弾丸、直江津経由妙高行きを完全に思いつきで決行。

その信越で初めて見ることになった、トレイルレースというもの。
都市マラソンと全然違う。
選手が一人一人走ってくるから、応援の声が全部届くし、選手がそれに応えてくれる。
選手がボランティアにお礼を言いながら走ってる。
エイドではサポーターや応援者が待っていて、選手を温かく迎え、そして送り出す。
カウベルが優しく鳴り響き、まわりを見れば自然の力溢れる山の景色。

「なんなんだ!この楽しいレースは!」
それが第一印象。

信越観戦があまりに楽しかったので、
翌2018年のUTMFにも弾丸応援に。
なぜかUTMFのDVDは持ってて、一度は行ってみたかったのもあり、ようやくの参戦。

UTMFで更に、トレイルレースのおもしろさにドハマり。
レースそのものシステムや、エイドがあること、
全部が魅力的だけど、
特にサポートシステムが、ああいうの大好きな裏方性分の私にドハマり。
そしてなにより、トレイルレースでは「完走者全員が称えられる」この考え方が最高に大好きだ。

ちょうどUTMFの1ヶ月前、やっと念願叶ってサブ4した後、「またイチからタイムを目指さないといけないのか。」とマラソンタイムしか目標値のないことに疲れ果てていた私にとって、非常に救われた気持ちになった。

そこから「はて本場のUTMBとは?」と考え、調べ、行こう!となるまで、さして時間はいらなかった・・・(笑)

で。
ここまではまだ自らがトレイルを走る気は毛頭なかったのだが。
いつかは自分が先頭きって、サポートやってみたいなあ、、、と考えた時、
「自分がまずやってみないことには、選手の気持ちなんぞ、分からないな。」
と突然思い、
「自分が走ってみないと、駅伝やってる選手の気持ちが分からないな。」というランニングを始めた時と同じ理由でトレイルをやってみることにし、いろいろな偶然が重なって、無謀にも、
信越五岳トレイルランニングレースにエントリーをしてしまったわけだ。


それまで、トレイルを、1回しか走ったことがないひとが!、110kmのロングレースにエントリーするなんて、まあかなり場違い甚だしい。
しかもレースは3ヶ月後って。
もうゼロどころか、マイナス100からのスタート。

というわけで、そんなマイナス100から、
Road to Shinetsuへとつづく。