脳梗塞で倒れた父は要介護5となり

左半身麻痺で病院での車椅子生活。

 

続 父のこと(記録として綴っています)

 

 

風に運ばれてふわっと

金木犀のやわらかい香りが漂ってきますね!

自然に穏やかな気持ちになります。

心静かに秋を感じている今日この頃です。

 

 

 

去年は季節の変化を気に留める余裕すら

あまりなかったような気がします。

 

 

(父 3つめの病院)

 

 

2017年9月27日

リハビリ病院にいた父は

数日間高熱が続いていたため

他病院を受診する日でした。

 

当日、約束していた時間より少し早めにと

ソーシャルワーカーさんから言われたので

なるべく早く到着できるように

父のいるリハビリ病院に向かっていました。

 

到着すると父はおらず

看護師さん付き添いのもと

受診先の病院へ行ってしまった後でした。

 

朝から、私はソーシャルワーカーさんと

何度も向かう途中にも携帯でやり取りしていたし

最後に話したのは到着30分前。

(その時には変わった様子などなかったのに)

理由もないままのこの対応はとても不思議に思いました。

(なんだかモヤモヤした気持ちのまま)

とりあえず、急いで受診先の病院へ向かいました。

 

到着すると既に診察と検査に入っていた父。

すぐには会えませんでした。

検査が終わりストレッチャーに乗せられて

出てきた父、顔面蒼白でした。

「お父さん、大丈夫?」

話しかけると小さく頷いてくれました。

 

(主治医となる)先生から説明を受けました。

 

原因不明の消化管出血を起こしており

貧血状態(ヘモグロビン値の低下)のため

すぐに輸血が必要です、と。

「消化管出血の原因を調べるための検査をしますか?」と聞かれ

(父の体力的な問題で内視鏡検査などは

現実的にきびしいかなあ・・・)

でも父が希望するならばと

「本人が希望するならばお願いします」と答えた。

 

「この書類を先にお願いします」と

輸血承諾書にサインをした。

 

「このまま入院になりますので」と告げられ

看護師さんから色々な書類を渡され説明を受けながら

新しい病院の事務手続き。

他病院に受診するだけの予定は

転院日となってしまった。

 

また急性期病院へ戻ってしまうことに。

 

想いも寄らぬ出来事に

自分の頭は混乱するばかり・・・。

起きている事実を急いで受け入れなくては!

母に状況を説明し、詳しくは帰宅した時にと言って

急いで電話を切った。

 

新しい病院の諸々の手続きを終えすぐに

父の部屋の物をすべて取りにとリハビリ病院に戻った。

 

綺麗に片づけられた部屋。

私物全ては紙袋に入れられ5、6袋用意されていた。

(これは当然のことかな?そういうものなのだろうか?

あまりにも事務的な対応に

疑問を感じてしまった私がおかしいのか?と少し戸惑う)

 

 

 

荷物の受け渡しの際にいた介護士さんは

駐車場までお持ちしますか?と言ってくれたけど

「いえ、結構です」とボソッと言って

無理やり全部両手に抱えて病院を立ち去った。

(その時ばかりはもう平常心ではいられなかった・・・)

 

リハビリ病院を出たらと

決めていた2施設の申し込みに行く矢先の出来事だった。

 

そして翌日の2017年9月28日

今度は

義母も心不全のため入院になってしまった。

 

心ここにあらず・・・の

2017年秋の出来事。