先日、京都の上賀茂神社

へ”世界遺産で舞い奏でる”というヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんと、能楽師の梅若玄祥さんの初演 組曲JAKMAKを主人と友人と皆で鑑賞しに行ってきました音譜



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東洋の能と西洋の音楽との融合の美アップ











貪欲なまでに新しいものを追及される二人の天才表現者たちの一夜限りの奇跡のコラボレーションの挑戦を、この京都の世界遺産の上賀茂神社で鑑賞できるという、なんとも贅沢な演出ビックリマーク



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伝統芸能である”能”の舞台はちゃんと鑑賞したことがなくて初めてだったのですが、以前から大好きな葉加瀬さんのヴァイオリンとのコラボレーションでより親しみやすく、ダンサーの方も加わった現代的な能で楽しく鑑賞できました音符



玄祥さんからの提示された”寂莫”JAKMAKというテーマに、葉加瀬さんが日本人ならではの美に拘った音メロディをのせての演奏もストーリー性があって本当に素晴らしかった◆






”寂莫”とは… ひっそりとして寂しいさま。心が満たされず寂しいさま。



とても素晴らしい作詞だったので、少しご紹介花?



JAKMAK 第4曲 PRAY 



作詞:大宮エリー 謡:梅若玄祥




ゆくえ

知れず

ゆくえ

知れず

光も見えず

わたしは誰なのか

知れず

流れゆく



ゆったり

たゆたう

闇の中で

虫の放つ

無数の光

ぼやり黄色や

緑の光線

残像、茫漠と

ただ

重い質量の川を

仰向けに

ゆるり、ぬるりと

流れゆく



真っ暗なる重たい空が

垂れ込め

胸に乗りかかりては

ごーごーと

過ぎゆく

なにごとか

なにごとか起こるのか



時折

小さな光の粒が

私のまぶたを

かすめてゆく

わあんと広がる

虫たちの鳴き声

突如、水鳥の飛び立つ羽音

そして

気の遠くなる静けさ

真空管の中のごとく静けさ



流れゆく

仰向けに

どこへゆくのか

私は誰なのか

静かにその気配を待つ



ゆくえ知れず

光 見えず

生きているのか

いないのか

期限付きの旅なのか

限りない夢なのか

漂うこのまは、

私の意思か

神の意思か

分からぬから

ただ流れゆく

すると…

聞えてくるではないか



己はどこから来た



何者ぞ

何者ぞ

言わぬものは

ここを通すわけにはいかぬ

いまいちど問う、

己はどこからきた

己はどこいくものぞ

言わぬ者は

ここを通すわけにはいかぬ



躍動!

探究!

記憶!

躍動!

衝動!

呼吸!

呼吸こそ、己の存在

深く息を吸い込み

絹糸のように息を吐く



そなたの身体は

60兆もの細胞で

成り立つ

その全てがそなたで

いま、或る

そして

考える!

感じる!

それが

生きているということ

それが

生きている証



ただ虚しさに

むせび泣く

ただ嬉しくて

涙する

分けも無く

焦り

嫉妬し

怒り

哀しむ

全ての感情こそ

生きている調べ

躍動…



今いちど問う

己は何者か

そしてそなたは

答えるであろう

私は生きることを

ただ勇敢に

楽しむ者

私は生きることを

ただ勇敢に

楽しむ者ぞ、と



JAKMAK 第5曲 PROMISE




作詞:大宮エリー 語:坂本美雨







あなたという光

ただそこにある光

たとえ先が見えなくても

あなたの中に

光はある

あなたという光で

あなたの闇を照らせばいい

きっと道は見える

信じて進むだけ



太陽はいつもあなたに降り注ぐ

月はいつもあなたを見守っている

星はあなたの語り相手である

同じように星を見上げている存在を

あなたに知らせる



風はあなたを包み込むもの

耳元をなで

頭をなで頬をなで

春を知らせる

秋を知らせる



空は青く青く澄んで

あなたの住むこの地球(ほし)が

奇跡の惑星(ほし)であることを

あなたに知らせる



土はあなたを受け止める

その足裏で

あなたはつながりを感じる

あらゆるものが

みな等しく

この大地でつながっている



火はすべてを温める

温かいスープをつくる

絆をつくる

火を囲み私たちは語らう

手をつなぎ、おなじ未来を見る



あなたは光

全ての存在が

すでにあなたの回りにあって

あなたが生きてゆくことを

応援している

あなたはただ

一日一日を

かけがえのないものとして

生きてゆけばいい



楽しい

嬉しい

哀しい

寂しい

虚しい

悔しい

切ない

愛おしい…

そう

とても

愛おしい…



いま、ここにいる

みんないる

一緒にみんないて

流れていく

それぞれの意思で







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最後に葉加瀬さんと一緒に記念撮影して頂きましたみずたま



JAKMAKはもちろん、いつも聞いているエトピリカ・情熱大陸・冷静と情熱の間・ひまわり・アジアンローズも聞けて、感涙でした笑顔



また次のコンサートが楽しみだなぁきら