風の生まれる場所から 1993.7.10 日比谷野外音楽堂 | 川村カオリの取扱説明書

風の生まれる場所から 1993.7.10 日比谷野外音楽堂

川村カオリの取扱説明書-風の生まれる場所から 1993.7.10 野音


川村カオリの取扱説明書-風の生まれる場所から 1993.7.10 野音


去年に続いて川村かおり2回目の日比谷野外音楽堂

でのライブ。“風の生まれる場所から”というタイトル

どおり、さまざまな歌が風となって、かおりから出ていった。


半ドーム型のステージの屋根の向こう側
に東京タワーが角を出し、どこからか選挙
カーの連呼する声が聞こえてきた。


ここは都会のド真ん中。日比谷野外音楽
堂。2年連続2回目。選挙用語でいえば、
2期連続当選といったところか。川村かお
りのツアー゛風の生まれる場所から″のラ
ストは、この野音でしめくくられた。


夕方6時を過ぎてもなお明るい会場。ス
テージにかおりが登場すると、明るさのせ
いでなんだかテレくさい。けれど、キーボ
ードの敬虔な調べに乗って、
 「この空はどこまで続いているのでしょう
か。この大地はどこまで耐えられるのでし
ょうか。僕らはいつまで夢を見ていればい
いのでしょうか。愛を教えてください。や
さしさを教えてください。真実を教えてく
ださい。歌を歌わせてください。声がかれ
るまで」

かおりのナレーションが入ると、場内の
空気か一瞬にしてピーンと張り詰め、静ま

り返った。そして、かおりがステージに登
場。バラードという吟遊詩歌「39番目の
夢」が、まだ明るい日比谷の空に響きわた
った。意外なナンバーで幕開けしたステー
ジは「三日月に腰かけて」「メリーゴーラン
ドに乗ってる君のことが好きだよ」と懐か
しめの曲へと続き、梅雨時に束の間の涼惑
をもたらした。


今日はすごくいいかもしれない。そんな
手応えは、オープニングからあったのだけ
れど「月曜の朝、汽車に乗って」「ラッシュ
アワー」「僕を撃て」「City緑の街で」「奇
妙な果実」「ZOO」などの中盤でも、緊張
感、歌がかおりと-体になっている感覚が
持続し続けた。

ようやくあたりを夕闇が包み始めたころ、
ステージは陽気な「パイレーツ」、胸キュー
ンのバラード「キースの胸で眠りたい」
「You’ve Got A Friend」「Hobo’s
Blues」などのナンバーがたて続けに演奏
された。


後半は、最近の取材で言っていた、海外
に飛び出していった友達とのことを遠距離
恋愛にたとえた話を、詩を朗読するように
紹介し、そのことを歌った「9時間先の国」
から始まった。「からっぼの僕」「HairCut
Blues」「脳内テンションダダダーン」「僕
達の国境」と新旧おりまぜたナンパーが会
場を華やかに彩り、かおりも高揚している
のがわかる。

そして、ラストを飾ったのは新しいシン
グルになった「風の生まれる場所から」。
 「ふだんのステージでは感じることができ
ない風を感じることができて嬉しい」

まさに野音ならではの風がサウンドの風
といっしょになってステージを駆け抜けた。
しかし、ステージはこれで終わらない。特
にテンションの高い本編だっただけにアン
コールにはふだんより期待が高まった。

そのアンコール、1回目は「HeyHey
Hey 93」「金色のライオン」「見つめていた
い」の3曲が披露された。そして、いった

んステージをひけ、再び登場すると、久々
にかおりが崇拝するクラッシュの代表曲「I
ForTheLow」をやってくれた。閉鎖
的な中学時代をクラッシュが救ってくれた
ようなものだという。その音楽に出会った
ことによって、かおりの人生が変わった。
 「カラに閉じ龍もっていたコが、音楽に出
会って人を信じられるようになりました。
そのカラに閉じ龍もっていたころを歌った
歌です」

デビュー・アルバムに収められている
 「Sweet Little Boy」。流れが、かお
り自身の物語といっしょになって進んだ。
 

そして、メンパーがステージを去り、こ
れですべてが終わりかと思っていたら、か
おりひとりが一本のマイクの前に立ち、い
きなりアカペラで「365日の戦争」を歌い出
した。ステージの熱気、興奮、野外の風、
それらすべてを静め、包み込むようなかお
りの肉声。それは、かおりが去ってからも
余韻として残るステージだった。


川村カオリの取扱説明書-Vol.風が生まれた日…
Vol.風が生まれた日…


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風の生まれる場所から at野音 ‘93・7・10


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あの頃のKids達…そして、解散…


このたび、KAORI KIDS CLUB解散につきまして

皆様には多大なるご迷惑をおかけ致しましたこと

深くお詫び申し上げます。


5年間 KAORI KIDS CLUBをご支援頂き、心より深く

感謝申し上げます。


本当にありがとうございました。

Kaori Kids Club


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どうよ、思い出した?

Kaoriがずっと立ちたいと言ってた『野音』

そして、バックレ事件!あの日は、動揺したな。

Kidsに緊急連絡して、緊急招集!

みんなで情報集めたさっ。


この日の野音は、行けなかったんだよなぁ…

手術後で松葉杖生活だった。

未使用のチケットが残ってる…


気付いた?「HeyHeyHey 93」

なんじゃそれ???

きっと、間違いだと思うんだけど…


あぁ、野音…

大好きな場所だな。

今年のKaoriツアーでも行っちゃった。

Kaoriも野音で唄ってる時は、

いつも以上に楽しそうだったな。

星空の下で唄うKaoriは、輝いていた。

野外ということもあって、キャンプファイヤー

そのものだった。

おいらには、渋公と同じくらい思い出深く、

大切な場所なのだ。川村かおり


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