八角の匂いをかぐと、小学校の頃に仲良くしていたお友達のことを思い出します
その子のうちは中華料理屋さんで、遊びに行くといつも八角の匂いがしていました
おやつに唐揚げを出してくれたこととか、そこで1年中置きっぱなしだったコタツの匂いまで思い出します
当時の私には、その子のおうちがご飯屋さんをやっていることが珍しくて、おやつなのに唐揚げが出てくるような非日常が楽しかった思い出があります
なぜか30年以上たった今でも八角の匂いを嗅ぐと思い出します
フとした香りで、あっこれは子どもの頃近所にいたワンちゃんの匂い...可愛かったなとか
普段は思い出すこともなかったことを、その時と似たような香りをかぐことで記憶のファイルが引き出されるような感覚です
それは記憶と香りがセットになって脳の
海馬
というところに保管されているからです
そしてその時の感情まで思い出すのは脳の
扁桃体の働きです
香りを嗅いだ瞬間に記憶や感情を思い出すってことは、ダイレクトに海馬・扁桃体へ連絡がいくからです
海馬と扁桃体は記憶の保管庫みたいな役割を持っていて、匂いを察知するとほぼ同時にその該当するファイルを見つけ出し、その時に感じた感情と記憶が呼び起こされるという仕組みです
不思議な感覚ですね
こんな匂いと脳が結び付く仕組みは
プルースト効果
といわれています
プルースト効果は色んなことに応用できて、例えば特定の香りを嗅ぎながら勉強すると、またその香りを嗅いだ時に学んだ内容を思い出せたり
そう考えたら認知症にもプルースト効果が良いっていうのも納得がいくような...
何が言いたいのかというと、脳と腸は脳腸相関でつながっているので、腸内環境が悪いと脳の海馬や扁桃体への影響も変わってきます
特に感情を司る扁桃体は腸内環境が悪いことでネガティブな感情になってしまったり
とっても長くなりましたが、このプルースト効果をより発揮するには認知症予防のためにもやっぱり腸活が大事です
と言いたかっただけです
ワンコは常にクン活ですが
匂いとともに何かを思い出すことってあるのかな
一緒に過ごして楽しかったことは忘れないでほしいなと思います
ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ
公式LINE