して、やられた‼️


岩佐さんに試されましたね。


今、気が付きました。


初めは腰が痛いっていって、人にもらったらしい杖を2本ついて、ゆっくり、歩きながら話していたのです。


食べた物を吐いたとか、寝込んでいたとか言っていたから、きっと、良くない人に運気を吸い取られたのだと思って話をしていました。


何かの拍子に、私が痛そうな岩佐さんの腰を歩きながら、さすって上げました。


岩佐さんは「温かくて、気持ちが良い」と言い、暫くすると、杖を片手で持ち、しゃんしゃんと背筋を伸ばして歩いて見せました。


「腰の痛いのが治った」


そう言って振り返り、笑って見せました。


「でも、気持ちが良いから、もっと、撫でていて」


私は言われるまま、話しながら彼女の背中から腰の辺りをそっと撫でて歩きました。


昨日は話の流れで、岩佐さんに食料を買って上げました。


たまたま、昨日は、お金を下ろしてなかったらしく、そういえば、1千円貸してあったはずだけど、流れで「買って上げても良いよ」って言っていました。


私は「恩」のある人にお金を使う時は、お金が無くても惜しまない事にしているので、そう、言ったのです。


実際は、後、1ヶ月以上過ごすのに現金3~4千円しか余裕がなかったけれど、少なくとも米だけは持つはずです。


最悪、米に塩でもかけて、1ヶ月過ごします。


まあ、そんな事、顔にも出さず、帰りも買った物を片手で持って上げて、反対の手で岩佐さんの背中を撫でながら歩いて帰りました。


頭の痛いのも、目の辺りの違和感も取れたと言って歩く岩佐さんから伝わって来る物が別人のように柔らかく、リラックスしていると思ったら、息まで楽になったらしい。


岩佐さんの家に着いてからも、少し話していて、ふと見ると岩佐さんの目に光が入っていて、キラキラと生命力が現れてさえいました。


出かける前と後では、充電が完了したかのように大違いな風貌に驚きました。


岩佐さん自身、随分と調子が良くなったらしい。


だから、てっきり、私の手からエネルギーでも注入したのかと、流石の私も思う位、全然違うから、私も今の今まで騙されていました。


半分は本当でしょう。


ただ、改めて、また、私の気質を信じた事で「信頼のエネルギー」が復活しただけで、きっと、岩佐さんは、私を試していたんじゃないかな?


半分、無意識にね。


確かに、私も本当の「見えている事」を見えてないフリしていたように、岩佐さんも、具合の悪いフリをして私の反応や言動を見ていたんじゃないかな。


よく考えれば、霊感のある人が、ここまで無防備な訳がありませんでした。


これは、してやられました。


でも、別に本心が出ても「好感」を持たれるとしても、悪い印象を与えるような行動や言動は、一切した覚えはありません。


それが、私の「素」であり、物事を良い方に変えようとしているだけの「思いやり」が出ているだけのはずだから。


確かに、頭は良いから普段何を考えているかは人には説明はして来ませんでした。


ただ、何度も言いますが、それは、腹の底で悪巧みをしているから言わないのでは無いのです。


私の生き方は幾分か綺麗事に思えるだろうし、自分を律したりしながら、良いと思う事を過不足無くやろうとしているから。


時に、人には理解されなくても、やらなくてはいけないと思って黙ってやっている事もあります。


実際、岩佐さんは、そんな私を真正面からけなします。


私はそれについては、反論せず、黙っていたり、「いい加減、うるさいな」と思って泣きながら「それは、言わないで‼️」と抵抗する位です。


とにかく、逃げられない位、しつこく、まとわりついたり、止めさせようとしたりされます。


私も私の人生観から話を始める訳にもいかず、大体は言葉にしません。


しかし、その否定して来るポイントについて考えると・・・明らかに、運勢的に危ういだろうと伝わって来ます。


何かが「鈍く」、「見えてない」。


それが、私から離れて引っ越して行く岩佐さんと電話の関係だとしても縁を今、切っちゃいけないと感じるポイントです。


「恩」は確かにあります。


ただ、その「恩」を受けたという事は、「今から岩佐さんを救え‼️」っていう事の為のお礼の前渡しのように感じるのです。


私は「借り」を作る事はあっても、滅多に「恩」は受け取ろうとはしません。


私の性格上、「恩」は「一生モノ」だから。


その「恩」を「miyokoさん」からもありがたく頂きました。


どちらも、「本物の気持ち」を感じたからです。


後、人間的に好きではないなら、あからさまに、丁寧にご遠慮していたでしょう。


「恩」は、「一生」なだけに受ける相手も選びます。


何かのお話にもありましたが、後に相手の心が歪んだとしても「恩」は「恩」ですから、下手な人から受けたくはないのです。


「男性」でも同じ。


「旦那様」になる相手だと思わない限り、下手におごらせません。


お金を出させる事を許すのは、「結婚相手」である「旦那様」だけです。


「旦那様」だけには、「一生」かけて同じように「恩」を返して行くつもりだからです。


下手な男に「借り」は作りません。


これは、「マイ・ルール」です。


だから、「Sさん」を「旦那様」と呼びつつも世間的に籍も入れてない段階で「金銭的融資」は「私」からしたとしても、まだ、「Sさん」からは受け取りません。


まだ、私自身も私達は、「正式な夫婦」だとは認めていない段階です。


勿論、「内縁の妻」になる気もありません。


私は、岩佐さんと「Sさん」と3人で話す時に、それをハッキリさせます。


岩佐さんも、「Sさん」が私と結婚しないなら、元からお金を貸す気なんて、更々ないと言っています。


「Sさん」が、そこら辺をうやむやにしたままなら、100%岩佐さんは「Sさん」にお金を貸す事などありえないでしょう。


岩佐さんと「Sさん」が結婚でもしない限りね(笑)。


しますかしらね?


まあ、半分冗談ですが、半分本気です。


岩佐さんの目には、私がうやむやなままでも「Sさん」にお金を貸して上げてくれと頼む位、「Sさん」には甘いようにでも見えている事でしょう。


だから、昨日みたいなテストをしたんじゃないかな?


これから、「相棒」として、役に立つかをテストされたんじゃないかな?


岩佐さんは「これからも、あなたと付き合って行く」とハッキリ言いました。


さて、こんな私とあんな岩佐さんの前に現れる「Sさん」の本当の「力量」やいかに?


面白いミーティングになりそうです。


(後書き)


今、また、岩佐さんが来ました。


昨日、よく眠れたらしい。


それと、岩佐さんは本当に人の気質が見抜けてなかったと白状しました。


深く考え過ぎでした(笑)。


ママのチーズケーキ

 



HACARI