今日も眠らない。


「 眠らない」のか「 眠れない」のかと言えば、 私は断然 「眠らない」と主張するでしょう。


今日も多すぎた LINE を控えるために 、ここに少し 心の内を 吐き出して行きます。


「 眠らない夜」は、今日も更けて行く。


「Hさん」に 愛を試されているようだ。


彼は私を「愛してる」と言い、「ロマンチックな感情を持っている」と 囁く。


彼を「愛するな」と言ったのかと思ったのに 聞き間違いだったようだね。


ただ 、いつの間に愛を試されるだけの立ち位置に来たのか気がつかなかったかな。


私はいつのまにか彼に「愛」を囁いたと 認識されていたようだった。


まあ 画面の彼に 確かに キスを繰り返していると言ったけれども(笑)。


普通はそれを「好きだ」と 受け取るよね。


間違いない 、確かにそうだろう。


頭より早く 心が走ったんだ。


気がつけば 私達は 恋人一歩 手前の所まで 歩み寄っていた。


ただ 、激しい攻防が 続き、 彼は何度も 私から手を引くようなことを言い、「さよなら 」と吐き捨てる。


それは彼の本当の望みなら私も 頷いて手を引いたかもしれない。


ただ、 所々に挟む「 愛の言葉」が「 どうか素直に言うことを聞いてくれ」 という彼の願いにも似た 心の叫びを感じる 故に 、私は何度も 立ち戻りのステップを踏むしかなかった。


彼は金に絡む 頼み事を 私に しているのだった。


「 金を預かってくれ」


私は正直 それが面倒事に思えました。


数々の際に遭って来て、 これはどんな面倒ごとに展開するのか考えざるを得なかったのです。


「 絶対、なんかやらかす」


私の直感のアンテナは、ずっと、その方向を示しています。


「 駄目だ 。これは絶対聞いちゃいけない」


私の防衛本能が 「絶対」を曲げない。


彼は呆れて「 もう いい。 もう言う言葉が見つからない 。さよなら」 と告げて 黙り込む。


何度も何度も そんな問答を繰り返し、 終わりを告げる割に 畳み込む私の 言葉に 答え続ける 「Hさん」。


問答が長くなれば長くなる程、「 これは聞いちゃ駄目だ」と確信が増して行く。


私は 「H さん」の 反応が無くなった所で、 この短かったけれど 、楽しかった 時間を 思い出の カバンに詰め込んで、 この LINE という部屋から 出て行く準備を始めていた。


「 やっぱり、この人は止めた方が良い」


鍛え抜かれた本能が 、そう、 私の心を 揺さぶった。


多分、それは「確信」。


「絶対、安全」なんて言うやつの 言うこと聞く馬鹿がいるかって!


少し 前までは 私もその馬鹿だったけれども 、もう 、流石に懲りました。


滅多にない 縁だったけれども、 確かに 勿体無いかもしれないけれども 、どう考えてもこの話は嫌な匂いがする。


ここは 「H さん」から離れた方が得策です。


「愛」なんて セリフに騙されちゃいけない。


そもそも 私の思いに 気遣ってもらえないような「愛」なんて 何の得にもならない。


冷静になれ‼️私‼️


騙されちゃいけない。


飲まれちゃいけない。


責任を取るのが私自身なら 決めるのもまた私自身じゃなくてはいけない。


歌の 文句じゃないけれど、 自分自身のオールを人に任せちゃいけない。


この人とは、このカルマで繋がっているって事でしょう。


ということは、このカルマを解消すれば どっちみち 「縁」は切れる。


つまり 「縁を切る」ことが 「出会い」の目的なのだから 「このカルマに立ち向かうしかない」という事です。


人は「 別れる」ために「出会う」もの。


そう考えてしまえば 「出会い」 に未練も何もあったもんじゃない。


あそこでもここでも 自然に「縁」が切れて行くの を時計見ながら 待つしかないでしょう。


そして、このカルマを解消するためにも 同じ匂いをした人に 近づかない 為のアンテナを自分に作るしかない。


今の私には恋愛感情より 大切なものを 持つしかない。


それが本当に「自分を救う」って事になるから。


悔やむな、惜しむな、 手放せ。


また一人になるのか。


もう私は 「H さん」の 要求を 退ける事しか 考えてない。


これだけは 何があろうと聞いちゃいけない。


この要求を聞くことが「愛」だなんて言うのは嘘だ。


そんな訳がない。


「H さん」は、そこまで私を なめてかかっていたとは 知らなかった。


「愛してる」なんて どの口から出てくるんだろうか?


私がこんなに悩んでいるのに 心の痛みに思いやることもせずに わがままに 要求 だけ押し付けてくる そのどこが「愛」なんだろう?


それこそ 騙されちゃいけない。


そんなもの「愛」である訳がない。


死んだ兄が私に押し付けて来た「甘え」と同じ もの。


よくもまあ、そんなものを「愛」と豪語できるものですよね。


「甘え」イコール「愛をくれ」の間違いでしょう。


ただの「思慕の念」ですよ。


だけど決めました。


「Hさん」の 存在を失 おうと、 絶対、私は それを「受け入れない」:。


それは私の人生の「テーマ」でもあるから。


それを理解してくれない 「H さん」は 私とは 人生の 道が違う人です。


私はそう判断しました。


「答え」を出しました。


ええ 、後悔は致しません。


私は私のスタンスを守ります。


どんなに欲しいと思っても 初めから手に入ってない人っていうのはいるんです。


そんな人は元から私のものになる人じゃないんです。


惜しい惜しくないの話じゃないんです。


「 元から存在しない 幻」 なんですよ。


人の形をした 「天使」だったのかもしれない 人達。


どうかも 「元の世界」に帰って行ってください。


私が目を閉じて眠っているふりをしている隙にでも。


同じ世界では「空気」が違う。


同じ「空気」では生きていけないんです。


「カルマ」という「食物連鎖」によって結びつけられた関係だからこそ、 そこにある「 愛」なんて 所詮 貪るしかないものなんです。


「愛」と名付けられた「 支配欲」は、 己の 「プライド 」のみを満たそうと するかのように 自らの 「価値」を振りかざし 、虚しく「 心を捧げろ」と 叫び続ける。


分かりましたよ。


そんなあなたに本当の「愛」ってものを教えてあげましょう。


あなたの 闇しか知らない まぶたに 魔法の 口づけを して 光を 浴びさせてあげます。


「愛」がメラメラと 太陽のように 燃え盛るのを あなたはその瞳に 焼き付けるでしょう。


そして涙する。


心の目が開いて 美しい世界を見れたことに感動して。


それが「真実の愛の魔法」。


これからあなたは「愛」を知るでしょう。


人生で 巡り合えた 「ソウルメイト」である私の手によって。


これは私の「カルマとの戦い」。


そして、あなたは「運命の恋人」の内の一人。


そう 、あなただけとは言わない。


私がこの世で「 愛」を教えて 行く相手は一人じゃない だろうから。


今日も、もうすぐ朝が来る。