公園沿いのテレフォンブース

真夜中に僕を待って

じっと静かに見つめている

君の笑顔浮かんだけれど

ドアから入る時 消えたよ

味気ないテレフォンナンバー

隠したけれど

君の声が聴きたくて

どうしても帰れないよ

赤い大きなクッションにもたれながらの

電話の前の君を想うと

もう会う事のない別れに

終わりのベルを鳴らさなくてはいけない僕の痛み

何故か噛み締めたくなる

言葉はなんて嘘つき

寂しそうな目に気付かれないから

いつも通りの話ばかり

何も言わずに帰るつもりだった

最後にいつも言わない言葉を繰り返して

好きだよ 好きだよ

公園沿いのテレフォンブース

真夜中はいつも僕のものだった