最近は、ちょっぴり脳科学ブーム。

科学の進歩で脳のことが色々とわかってきています。

 

少し前は、「右脳と左脳」に注目されることが多かったですが、今は「前頭葉」に注目されることが多くなった様な気がします。

 

では、人間の脳の中で前頭葉ってどんな働きをするところでしょう。

 

前頭葉は、脳の司令塔!!

特に、前頭葉の中でも前半部である前頭連合野は、「人間らしさ」を作っていくための働きをしています。

 

「人間らしさ」とは・・・?

自分で考えて実行できること。

周りのことを考えて、自分の気持ちや行動を抑えることができること。

目的に向かって自分をコントロールすることができること。

 

前頭葉が育っている=「人間らしさ」を兼ね備えているということになります。

 

 実は・・・モンテッソーリ教育を受けた人と前頭葉が育っている人の生き方や考え方と共通する特徴があると言われています。

 

なぜ共通する特徴を見せるのか・・・

 

自由選択活動の中で、「今日は何をしようかな?」と自分で考えてやりたいことを自分で決めることをいつもしている。

(*1)クラスの中には、子どもの発達の欲求に応える道具が棚に並べてある。子どもは、その中から自分のやりたいことを決めていく。

 

②「自分がやりたい!」と思った時、友達が使っていたら待つ(自分の気持ちを抑制する・我慢する)

*2 クラスの中には、道具は1つしかない。

 

③「見る→記憶する→実行する」という学びのスタイル。

子どもは、見たものをワーキングメモリーに一旦記憶する。その記憶を使って、自分で実際にやってみる(実行する)。

*3子どもに道具の使い方を紹介する時、大人が実際に道具を使って見せる。お友達がやっているのを見て道具の使い方を知る。

*4他者の動き見ている時「ミラーニューロン」(自分は動いていなくても、他者の動きを見ているだけで、動いた時と同じ脳回路が動く)が働く。

*5ワーキングメモリーは脳の前頭前野にある。↓図46番

 

このようにモンテッソーリ教育の中では、必然的に繰り返し前頭葉を使うことが多い環境なのです。

 

だから・・・

モンテッソーリ教育を受けた人が、前頭葉が育っている人の共通の特徴を見せるのです。

 

 

 

☆キーワード☆

「人間らしさ」