「ある特定の事柄に対して強い感受性が現れて敏感になり、その、特定の事柄を

いとも簡単に吸収してしまう。」

 

 幼児期に現れるこの現象を、「敏感期」「臨界期」「感受性期」「発達課題」など生物学・医者・心理学などそれぞれの世界で様々な言葉で表現されています。

 

様々な言葉がある中で、モンテッソーリは「敏感期」と呼んでいます。

 

 敏感期は、世界中のどの国の子どもにも同じ位の時期に現れるもので、子どもにとっては、自分を発達させるためにとても重要な感受性なんです。

 

 例えば・・・

  *歩き始めようとする子どもは、転びながらも何度も

   立ち上がって自分で歩く練習をしていつの間にか歩ける

   様になります。

自分の身体を自由に使える様になりたい。動きたい。

という感受性が強い時期。

この時期の子どもに、「じっと座りなさい。」は不可能なことなんです。

動きたいというこの時期を「運動の敏感期」と呼んでいます。

      (0〜6歳頃)

 

  *食事の時に突然大泣き!!

  ・いつもお母さんが座っている席に、お父さんが座った。

  ・いつもエプロンをつけるのに、つけずに食事を始めた。

  ・いつもと違うスプーンだった。

  ・食事をする場所が、いつもと違う。

  ・いつもは手を洗って食事をするのに、手を洗わずに食事を始めた。  など

物や場所、順番などがいつもと違うと、「ちがう!!」と言って大泣きを始めるのです。 

これは、いつも同じがいいというこだわり。

このこだわりを「秩序の敏感期」と呼んでいます。

 (6ヶ月ごろから始まり1歳6ヶ月〜2歳6ヶ月がピーク)

     

大人がこのこだわりがあるという子どもの特性を知っていると子どもにいつも同じ物・場所・手順を意識するだけで、

「なんで、急に泣くの?」ということは確実に減ることになります。

 

それから・・・

 子どものこの特性をうまく利用することもできます。

   ・玄関の靴並べ (ぴったり揃えることが大好き)

   ・おもちゃの片付け

     (いつもおもちゃを同じようにおける場所を決める

      と喜んで片付けます。)

   ・洗濯物たたみ 

     (角と角をぴったり合わせてたたんでくれます。)

                         など

   

敏感期を知ると、子どもの行動の「どうして?」の謎が解けるはず!!

(秩序や運動だけではなく、敏感期は他にもたくさんあるので、少しずつ紹介します。)

 

 ☆キーワード☆  

     「敏感期」            

 

 

   2017/11/8  私の「敏感期」

    

   「誕生からの口の発達」について敏感期真っ只中!!

   口の発達って知れば知るほど、

          納得・面白い→ 実践したくなる。