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嚙み合わせが悪いのはマウスピースでは直せない
当店に来店される方で嚙み合わせが悪いので、それを直してほしい、
口を開けるとあごが痛い、口を動かさずじっとしていてもあごが痛い、あごの周りがだるい、重い。
これらを何とかしてほしい、直してほしいと多くの方が来店されます。
来店された方の中でかなりの割合で歯科医院でマウスピースを作ってもらい装着された経験のある方が多いです。
しかし、ご本人に合わせて作ったマウスピースをまじめに装着しても全く嚙み合わせが悪いのが改善されない方がほとんどです。
あごが痛い、だるいなどの不調もほとんど改善していません。
せっかく型をとって作ったのに。
このような経験をされた方は日本全国におそらく星の数ほどいらっしゃいます。
要はマウスピースでは嚙み合わせが悪いのは直せないということです。
マウスピースではあごのずれは直せないということです。
でも当のご本人はそんなことは知らないから、嚙み合わせが悪いこと、あごの不調が良くなるのならと思い、歯科医の言われるままにマウスピースを作らされます。
しかし出来上がったマウスピースを装着してみたもののほとんど改善せず装着をやめてしまいます。
ほとんどの方は3日から7日ぐらい装着してやめてしまいます。
なぜなら、ほとんどの方が経験して同じことを口にされます。
『こんなの毎日してられない。口の中が変になる。してたら気持ち悪い。』と。
中にはまじめに3か月以上、中には数年以上マウスピースを装着し続けられた人は、あごのずれがより複雑化してしまう事になっています。
何をしている事やらです。
言えることは、マウスピースでは嚙み合わせが悪いのは直らないということです。
あごのずれに伴う不調は直らないということです。
一般の方にとってこの様な事は知らないことです。
それは当然であって、知らなくてもなんの不思議もありません。
だから嚙み合わせが悪い方、あご周りの不調のある方は最初に歯科医院に行かれます。
嚙み合わせが悪いんだから歯医者でしょ。
口の中の事だから歯医者でしょ。
あごは口に近いから歯医者でしょ。
あご周りがだるいのは歯医者でしょ。
口が開きにくいのは歯医者でしょ。
と考えるのが普通です。無理もないと思います。
しかし、歯医者は歯の治療をするところで、あごのずれ、顎関節のずれを直す所ではありません。
嚙み合わせが悪い原因は、歯並びが悪いのが原因ではありません。
嚙み合わせが悪い原因は、あごのずれが原因です。顎関節のずれが原因です。
一般の方は歯科医はあごのずれ、顎関節のずれの知識は持っていて、それを直す技術も持っていると思っています。
しかし、そうではないのです。
歯科医はあごのずれ、顎関節のずれについての知識は持っていません。またそれらのずれを直す技術も当然持っていません。
教育機関である歯科大学でもその付属病院でも、もちろんそのような
あごのずれ、顎関節のずれについての知識、それを直す技術を知りません。よって教えることも当然できません。
口腔外科についても同じです。
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