KAOが高校のときに書いたお話。
意味のない話かいてた☆
ちょっと怖いヨ?
ヒマな人は読んでちょ☆長いからw
「夢うらない」
気がつくと私は
暗闇の中を歩いていた。
足元、そしてずっと先を見た。
板バリの長い廊下だった。
ーーーせまい。
人が二人すれ違えるか、違えないかというぐらいだった。
あまりに息苦しくて、思わず私は壁を押そうと闇をかいた。
ーーーそうだ・・・。何故こんな所にいるのだろうか・・・。
ここはどこなんだろうーーー
不安に思いながらも廊下をどんどん奥へと進んで行く。
床がキシキシと鳴る。奥から明かりがさしているのが見える。
緊張と同時にその灯りで心が和むのがわかる。
その灯りは、天井からぶら下がっている一つの電球がはっしていた。
何故か、風も吹いていない様子なのに、ゆらゆらと揺れている。
天井が、やけに高く見える。私の足音がその静まりかえった空間に響く。
せまく高い空間にすぐにたどり着き、天井を通り抜け、どこかに吸い込まれて行くんだ。
さらにずっと奥へ行く。と、一つの部屋の入り口に出くわせた。
息をのむ。
入って見るとやはり暗い。目の前に柱があり、暗くてよく見えないのだが
いやになつかしい。
ーーーそうなんだ。コレは傷だらけでーーー
そんな傷など暗くてよく見えないのだが、何故かそんな気がした。
直感でわかるような。
一つのテーブル、それと何脚かのイスが並んでいた。テーブルの上にはウサギのぬいぐるみが
一つ。私はそれをじっと見つめていた。水のポタッと落ちる音がして、ハッとそちらの方を見ると
銀色の水道の蛇口からキラキラとした水滴がこぼれ落ちていた。
ーーポタッポタッーー
それは銀のおけの中へ落ち、音と共にはじけていた。
しばらくして周りを見渡す。壁にはカレンダーが掛かっていて、その横の壁掛けに
ボロボロのうちわがさしてある。それを見つめていると何故か懐かしい気持ちになった。
ーーーまさか、ずっとここにいたのだろうか?---
私は何となくぼうっとしていた。
ーーボーン、ボーン、ボーン・・・--
音にビックリして振り返ると、柱の上の方に振り子時計があった。
目をよく見開いて見ていると、それは六時二十六分をさし、針はまったく動いてなかった。
しかし・・・。
ーーカチッ カチッ カチッ --
秒針も動いていないのに、音が・・・。
私は不意にもと来た道を戻りだした。
ーーー記憶?---
初め来た廊下を、、、戻らなければ、、、
私は無我夢中で走っていた。ハダシだ。
タンタンという足音が廊下に響いた。足音がこの空間にどこまでも響いていた。
廊下は長くて終わらないような気がして、急にだるくなった。
ーーーどういうことなんだーーー
目の前にはさっきと同じ部屋があり、中から女の人の声がした。
「あまり遠くまで行かないでね。」
ーーーどこかで聞いた声・・・ああ、あれは
母の声だ・・・!---
すると部屋から“私”が走って出ていった。三つか四つの女の子。
なのに、それが“私”。確かに写真で覚えている私の昔の姿に違いないが・・・。
私はおそるおそる部屋の中をのぞいた。しかし、中には誰一人いなかった。
ーーー早く戻らなければーーー
まさに夢の中で夢を見ているあせりと恐怖。
いや、夢の中で夢を見ているのだと願っている時のような・・・。
さらに廊下を走っていく。また同じ部屋にたどり着く。
ーーーメマイがするーーー
女の人が赤ちゃんを乳母車に乗せ、微笑み、見守っている。
それは母だった。そして・・・
ーーーあれは・・・---
その赤ちゃんは私。
ーーー戻ろう・・・戻るんだ。このままじゃいけないーーー
私は逃げ出した。どんなに走っても逃げても同じことだった。
何度も同じ部屋に戻り、その度に私は逃げ出すのだった。汗が背中をつたう。
ーーーもういい。---
決心して再びその部屋に足を踏み入れる。
ーーー!!---
視界は一面真っ赤だった。真っ赤な・・・
ーーーウサギの目だーーー
私は何故かそう考えていた。そのことでなんだか安心して眠くなった。
気が付くと目の前の世界が変わっていた。
ーー街?--
人ゴミの中に私は立っていた。知らない人のばかりの中でつったって、押し流されていた。
ーーーあッあれは・・・!!---
その中に幼馴染の姿が見えた。振り返り、手をのばして、
後少しという時、それらの光景は人々と共に消えていった。
ーーー自分はいったい、今どこにいるのだろうーーー
そのまま街を歩いた。ふとすれ違う電信柱に張り紙がされてあり、
少しはがれ、風でパタパタと動いていた。気になって戻り、その前で立ち止った。
ーーーキリスト・・・---
その顔が印刷されてあった。私はその紙を剥がし取ると、見つめながら歩いた。
何人もの人が私にぶつかった。
しばらくすると、あきらかに私の方に向かって歩いてくる一人の人間に出会った。
何故かその人物の顔を見ようとはしなかった。いや、見なくても解るのだ。
見るのが怖い。圧迫感のような空気を感じ神経がこわれてしまいそうな・・・
紙を持つ手が震えている。訳のわからない意思がわきあがるようにめぐりだす。
私は張り紙の中のキリストを見つめた。
ーーー私はここにいる。私の存在は・・・---
それでも、その人間の、その人物の影が私の視界に入ってきた。
意識を失ってしまいそうだった。思った通りそれは私の前で立ち止まった。私の手から紙をとりあげ
る。その手から視線をうつし・・・
ーーー!!!
声が出ないくらいに混乱。
ーーーああ・・・わかっていたんだ。わかっていたはずなんだ。
青い、青い虚像・・・。それが口を開いた。
『疲れていたんだ。体を分裂した記憶のリーアピアランスが夢の限界を超えてしまったんだ・・・』
ーーーキーィィィィイン・・・
耳鳴り頭をつらぬくような・・・。そして繰り返される記憶。記憶の再現。
セピア色の街、降りしきる雨。走る子供、長い廊下、母の呼び声。
蝉の声、幼馴染の顔。時計の音。真昼の太陽・・・・カレンダーが風になびく。
時計の音。時計の・・・時間。そうだ。私はあの長い廊下を戻れていなかったのだ。
むしろ過去へ過去へと・・・。血のような赤い視界からゆらめく世界へと・・・。
眼球を押すような頭痛。記憶脳波・・・砕け散っていく・・・息苦しい・・・
ーーー私の。私の存在は・・・ーーー
それは“私”だった。目の前のそれは青い、青いドッペルゲンガー。私の幽体。
そいつは悲しそうに笑っていた。凍りつくように冷たく、、、懐かしい“私”はもう一度いった。
『戻らない。』
わかっていた・・・全て・・・
私の体が“私”につながっていく。溶け込むように。還るべき懐かしい世界へーーー
その時、私の脳裏をかすめたのは、あの人の顔。見つめ続けていたあの・・・
ーーーイエス・キリストーーー
私は消えてしまったのかもしれない。しかしそれは私の意思であり・・・。
おわりぃ♪
暗い話が書きたかったKAOぢゃん。この間実家で懐かしくて読んで笑ったよww
へたくそだけど、こんなん書いてるの青春だわ☆
笑えるwwwテヘ
意味のない話かいてた☆
ちょっと怖いヨ?
ヒマな人は読んでちょ☆長いからw
「夢うらない」
気がつくと私は
暗闇の中を歩いていた。
足元、そしてずっと先を見た。
板バリの長い廊下だった。
ーーーせまい。
人が二人すれ違えるか、違えないかというぐらいだった。
あまりに息苦しくて、思わず私は壁を押そうと闇をかいた。
ーーーそうだ・・・。何故こんな所にいるのだろうか・・・。
ここはどこなんだろうーーー
不安に思いながらも廊下をどんどん奥へと進んで行く。
床がキシキシと鳴る。奥から明かりがさしているのが見える。
緊張と同時にその灯りで心が和むのがわかる。
その灯りは、天井からぶら下がっている一つの電球がはっしていた。
何故か、風も吹いていない様子なのに、ゆらゆらと揺れている。
天井が、やけに高く見える。私の足音がその静まりかえった空間に響く。
せまく高い空間にすぐにたどり着き、天井を通り抜け、どこかに吸い込まれて行くんだ。
さらにずっと奥へ行く。と、一つの部屋の入り口に出くわせた。
息をのむ。
入って見るとやはり暗い。目の前に柱があり、暗くてよく見えないのだが
いやになつかしい。
ーーーそうなんだ。コレは傷だらけでーーー
そんな傷など暗くてよく見えないのだが、何故かそんな気がした。
直感でわかるような。
一つのテーブル、それと何脚かのイスが並んでいた。テーブルの上にはウサギのぬいぐるみが
一つ。私はそれをじっと見つめていた。水のポタッと落ちる音がして、ハッとそちらの方を見ると
銀色の水道の蛇口からキラキラとした水滴がこぼれ落ちていた。
ーーポタッポタッーー
それは銀のおけの中へ落ち、音と共にはじけていた。
しばらくして周りを見渡す。壁にはカレンダーが掛かっていて、その横の壁掛けに
ボロボロのうちわがさしてある。それを見つめていると何故か懐かしい気持ちになった。
ーーーまさか、ずっとここにいたのだろうか?---
私は何となくぼうっとしていた。
ーーボーン、ボーン、ボーン・・・--
音にビックリして振り返ると、柱の上の方に振り子時計があった。
目をよく見開いて見ていると、それは六時二十六分をさし、針はまったく動いてなかった。
しかし・・・。
ーーカチッ カチッ カチッ --
秒針も動いていないのに、音が・・・。
私は不意にもと来た道を戻りだした。
ーーー記憶?---
初め来た廊下を、、、戻らなければ、、、
私は無我夢中で走っていた。ハダシだ。
タンタンという足音が廊下に響いた。足音がこの空間にどこまでも響いていた。
廊下は長くて終わらないような気がして、急にだるくなった。
ーーーどういうことなんだーーー
目の前にはさっきと同じ部屋があり、中から女の人の声がした。
「あまり遠くまで行かないでね。」
ーーーどこかで聞いた声・・・ああ、あれは
母の声だ・・・!---
すると部屋から“私”が走って出ていった。三つか四つの女の子。
なのに、それが“私”。確かに写真で覚えている私の昔の姿に違いないが・・・。
私はおそるおそる部屋の中をのぞいた。しかし、中には誰一人いなかった。
ーーー早く戻らなければーーー
まさに夢の中で夢を見ているあせりと恐怖。
いや、夢の中で夢を見ているのだと願っている時のような・・・。
さらに廊下を走っていく。また同じ部屋にたどり着く。
ーーーメマイがするーーー
女の人が赤ちゃんを乳母車に乗せ、微笑み、見守っている。
それは母だった。そして・・・
ーーーあれは・・・---
その赤ちゃんは私。
ーーー戻ろう・・・戻るんだ。このままじゃいけないーーー
私は逃げ出した。どんなに走っても逃げても同じことだった。
何度も同じ部屋に戻り、その度に私は逃げ出すのだった。汗が背中をつたう。
ーーーもういい。---
決心して再びその部屋に足を踏み入れる。
ーーー!!---
視界は一面真っ赤だった。真っ赤な・・・
ーーーウサギの目だーーー
私は何故かそう考えていた。そのことでなんだか安心して眠くなった。
気が付くと目の前の世界が変わっていた。
ーー街?--
人ゴミの中に私は立っていた。知らない人のばかりの中でつったって、押し流されていた。
ーーーあッあれは・・・!!---
その中に幼馴染の姿が見えた。振り返り、手をのばして、
後少しという時、それらの光景は人々と共に消えていった。
ーーー自分はいったい、今どこにいるのだろうーーー
そのまま街を歩いた。ふとすれ違う電信柱に張り紙がされてあり、
少しはがれ、風でパタパタと動いていた。気になって戻り、その前で立ち止った。
ーーーキリスト・・・---
その顔が印刷されてあった。私はその紙を剥がし取ると、見つめながら歩いた。
何人もの人が私にぶつかった。
しばらくすると、あきらかに私の方に向かって歩いてくる一人の人間に出会った。
何故かその人物の顔を見ようとはしなかった。いや、見なくても解るのだ。
見るのが怖い。圧迫感のような空気を感じ神経がこわれてしまいそうな・・・
紙を持つ手が震えている。訳のわからない意思がわきあがるようにめぐりだす。
私は張り紙の中のキリストを見つめた。
ーーー私はここにいる。私の存在は・・・---
それでも、その人間の、その人物の影が私の視界に入ってきた。
意識を失ってしまいそうだった。思った通りそれは私の前で立ち止まった。私の手から紙をとりあげ
る。その手から視線をうつし・・・
ーーー!!!
声が出ないくらいに混乱。
ーーーああ・・・わかっていたんだ。わかっていたはずなんだ。
青い、青い虚像・・・。それが口を開いた。
『疲れていたんだ。体を分裂した記憶のリーアピアランスが夢の限界を超えてしまったんだ・・・』
ーーーキーィィィィイン・・・
耳鳴り頭をつらぬくような・・・。そして繰り返される記憶。記憶の再現。
セピア色の街、降りしきる雨。走る子供、長い廊下、母の呼び声。
蝉の声、幼馴染の顔。時計の音。真昼の太陽・・・・カレンダーが風になびく。
時計の音。時計の・・・時間。そうだ。私はあの長い廊下を戻れていなかったのだ。
むしろ過去へ過去へと・・・。血のような赤い視界からゆらめく世界へと・・・。
眼球を押すような頭痛。記憶脳波・・・砕け散っていく・・・息苦しい・・・
ーーー私の。私の存在は・・・ーーー
それは“私”だった。目の前のそれは青い、青いドッペルゲンガー。私の幽体。
そいつは悲しそうに笑っていた。凍りつくように冷たく、、、懐かしい“私”はもう一度いった。
『戻らない。』
わかっていた・・・全て・・・
私の体が“私”につながっていく。溶け込むように。還るべき懐かしい世界へーーー
その時、私の脳裏をかすめたのは、あの人の顔。見つめ続けていたあの・・・
ーーーイエス・キリストーーー
私は消えてしまったのかもしれない。しかしそれは私の意思であり・・・。
おわりぃ♪

暗い話が書きたかったKAOぢゃん。この間実家で懐かしくて読んで笑ったよww
へたくそだけど、こんなん書いてるの青春だわ☆
笑えるwwwテヘ
