【後編:静かな軸と、心の余白】

※この記事は、前編からの続きです。
まだお読みでない方は、ぜひ前編からどうぞ。

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◆カモシカと目が合った日のこと





そんな思いを抱えているある日、ちょっと不思議な出来事がありました。

街なかで、ふと目の前に現れたのは、なんとカモシカ。

山から迷い込んできたのか、突然私の方へ向かって突進してきたんです。
でも私は、なぜかひるまなかった。

驚きながらも、じっと立ち止まり、
鹿と目を合わせたまま、その場を動かなかった。

すると、カモシカは私の目の前でくるっと方向を変えて、静かに立ち去っていったんです。

その間、ずっと目が合っていた気がします(笑)。

あとになって、ふと思ったんです。

「あれ? 私、何事にもひるまない強さが、
 いつの間にか身についてきたのかな?」

もしかして、キラパタ体操のおかげだったりして…?
なんて思わず笑ってしまいましたが、
毎日自分と向き合い、整えてきたことが、
心のどこかに“静かな軸”として育っているのかもしれません。


◆言葉がくれる力。体がくれる強さ。心に生まれる余白。

「僕は死にません」
「僕があなたを幸せにしますから」

この言葉の裏にある覚悟と、自分を信じる力。

そして私自身もまた、「今の自分」を前に出していく覚悟を、
日々の体操や学び、出会いの中で育ててきました。

未完成なままでいい。
でも、今の私にできることを、正直に、丁寧に届けていきたい。

そんな想いで、今日も誰かの“余白”になれる時間を整えています。

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心にそっと余白を。
自分を大切にする時間を届けている、髙須かおりでした。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。