【前編:言葉の余白と、私の覚悟】

※この記事は少し長くなったため、前後編に分けてお届けしています。
後編では「カモシカと目が合った日」の不思議な出来事や、心の変化についても綴っていますので、ぜひ続けてご覧ください。

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今朝、テレビで武田鉄矢さんが出演されていて、懐かしいドラマ『101回目のプロポーズ』の話をされていました。

私が見たのは本当に最後の方だけでしたが、ふと心に浮かんだのが、あの有名なセリフ。

「僕は死にません。僕があなたを幸せにしますから。」 



今でも多くの人の心に残るこの一言。
でも、なぜこんなにも印象的なのか、改めて考えてみたくなりました。


◆「は」と「が」が生み出す、言葉の余白

このセリフには、「僕は」「僕が」という助詞の使い分けがあります。

たった一文字の違いだけれど、これがとても深い。

「僕 は 死にません」
→ 他の誰かはどうかわからない。でも僕は死なない。
この「は」には、決意と対比のニュアンスが込められています。
自分の意志を、静かに、でもしっかりと示す力強さがあります。

「僕 が あなたを幸せにします」
→ 他の誰でもなく、僕が。
この「が」には、主体性と責任を引き受ける覚悟が感じられます。

「は」と「が」――
ただの文法の話ではなく、言葉が持つ“余白”や“重み”の話。
そんなことを、私は日々大切にしたいと思っています。


◆「今の自分」を前に出す覚悟

私は今、「自分を大切にする時間」を届けるサロンを準備しています。

キラパタ体操100日チャレンジを通して、
心と身体をふっと緩める“余白”を届けたいと思いながら、毎日学びと実践を重ねています。

そんな私も、まだまだ未完成です。

でも、ひとつだけ自信があります。

今の私には、目の前のお客さまに寄り添う力がある。

それは、長年銀行員として働いてきた中で、たくさんの人の人生に、ほんの少し寄り添わせてもらった経験があるから。
“人に寄り添う”ということの意味を、肌で感じてきました。

大きなことは言えないけれど、
そっと横に並んで、必要な距離で、必要な温度で向き合うこと。

それだけは、どんな時も大切にしていきたいと思っています。

>>【後編へつづく】