心にそっと余白を。
自分を大切にする時間を届けている、髙須かおりです。
詩人・谷川俊太郎さんが旅立たれたという知らせを聞き、
自然と、あの詩を思い出しました。
『生きる』という詩です。
とても有名な詩ですが、あらためて読むと、
ひとつひとつの言葉が、静かに胸に染み込んできます。
生きているということ
いま怒れるということ
自由であるということ
こんなふうに、生きるということを、
日常の小さな動作や感情で描いた詩。
深く考えなくてもいい。
でも、そっと胸の奥で何かがあたたまるような気がする。
そんな言葉たちです。
怒ることも、笑うことも、泣くことも、
ただ空を見上げることさえも、
「生きている」ことの証。
そしてきっと、「癒されたい」と思うこともまた、
生きることへの正直な欲求なんだと思います。
忙しさや不安で、心がいっぱいになったとき。
自分の輪郭さえ見えなくなるようなとき。
そんなときこそ、少し立ち止まって、
そっと余白をつくってあげてほしいのです。
私のサロン「LE-CIEL(ル・シエル)」は、
そんな“ひと呼吸”のための場所でありたいと思っています。
深く息を吸って、吐いて。
自分の内側に戻っていくような、やさしい時間を。
その先に、もう一度、自分らしく生きる力がふんわりと芽生えていきますように。
谷川さんの詩が、いまもそばにあるように。
あなたの中にも、あなたの時間にも、
静かな光がそっと灯りますように。
最後までご覧いただきありがとうございました。