心にそっと余白を。

自分を大切にする時間を届けている、髙須かおりです。


今日は、古い写真を整理していました。

子どもが生まれ、はいはいができるようになり、次はつかまり立ち、早く立たないかな、早く歩かないかなと、成長を心待ちにしていた頃を思い出しました。


育児書頼りに子育てをしていた私は、歩行器は良くないと聞いていたので、私は子供達を育てる時には使わずに育てました。

たくさんはいはいさせた方がいい、という意識は特になかったけれど、やはり早くつかまり立ちしないかな、早く歩かないかな、って思っていた気がします。













ふと自分自身の小さい頃の写真を見返すと、歩行器に乗っている自分が写っていました。

自分では「歩行器は使っていなかった」と思い込んでいたので、少し驚きました。

でも、時代が変わったのではなく、ただ認識が違っていただけ。

哺乳類は本来、四つん這いで動き、人間はそこから進化して二足歩行をするようになった。

赤ちゃんも、まずは四つん這いで体を支え、力をつけ、そこから歩き出す――その自然な流れを改めて大切にしたいと感じました。


写真を整理しながら気づいたのは、父が私の成長の記録を本当にたくさん残してくれていたこと。

名前の由来、初めて立った日、初めて歩いた日――細かく記録され、写真におさめられていました。

初めて歩いたのは、家の新聞を取りに行こうとした時のこと。

ヨタヨタと歩きながら新聞を手にする私の写真が残っていて、何だか胸があたたかくなりました。


私は愛知県の西尾市で生まれました。

西尾はお抹茶で有名な町で、家のすぐそばには一面の茶畑が広がっていました。

その自然豊かな風景の中で、のびのびと育った日々を懐かしく思い出します。


そして今、自分自身が親となり、同じように子どもの成長を見守っています。

一歩一歩進んでいく姿を喜び、写真におさめ、記録に残し、未来のために大切にしている。

あの頃、私がたくさんの愛情を受け取っていたように、今度は私がわが子に伝えていく番なのだと、改めて感じました。


アルバムをめくる手を止めながら、そんな温かい気持ちで今日一日を締めくくりました。

そして、大量の写真の整理に、まだまだ私の思いは続いていきます。


最後までご覧頂きありがとうございました。