Web開発は、インターネット上で利用可能なウェブサイトやウェブアプリケーションの設計、構築、保守を指す包括的な概念です。これには、ブラウザ上で実行されるすべてのウェブページの作成が含まれ、主にフロントエンド開発、バックエンド開発、そしてフルスタック開発の3つのカテゴリに分類されます。Web開発は単にウェブサイトの見た目を整えるだけでなく、機能性とユーザビリティを高めるための重要なプロセスでもあります。

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  • フロントエンド開発

フロントエンド開発は、ユーザーが直接見ることができるウェブサイトの部分に関わる作業です。これは通常、「クライアントサイド」とも呼ばれ、ユーザーインターフェース(UI)のデザインとユーザーエクスペリエンス(UX)の向上に焦点を当てます。フロントエンド開発者は、HTML(HyperText Markup Language)、CSS(Cascading Style Sheets)、JavaScriptを駆使して、視覚的に魅力的で、使いやすいウェブページを作成します。さらに、React、Vue.js、Angularなどのフレームワークを使用して、動的でインタラクティブなコンテンツを実装することが一般的です。

※参考: Webアプリケーションフレームワーク10選を紹介

 

フロントエンド開発者の主な責任には、レスポンシブデザインの実装が含まれます。これにより、ウェブサイトはデスクトップ、タブレット、スマートフォンなど、さまざまなデバイス上で最適に表示され、操作できるようになります。また、ウェブサイトのパフォーマンスの最適化、アクセシビリティの向上、SEO対策も重要な要素です。これにより、ユーザーがスムーズに情報を取得できる環境を提供します。

 

  • バックエンド開発

バックエンド開発は、ウェブサイトやアプリケーションの「サーバーサイド」部分に関与する作業です。これは、ユーザーが直接アクセスすることはできませんが、アプリケーションが正しく動作するために不可欠な要素です。バックエンド開発者は、サーバー、データベース、およびアプリケーションロジックを構築および管理します。一般的に使用される言語には、PHP、Python、Ruby、Java、Node.jsなどがあります。

 

バックエンド開発者は、データの処理、保存、取得を行うためのAPIの設計と実装も担当します。これには、データベースの設計と管理、ユーザー認証システムの構築、セキュリティ対策の実装が含まれます。また、バックエンド開発者は、サーバーのパフォーマンスを最適化し、スケーラビリティを確保するための戦略を策定します。これにより、増加するトラフィックにも対応できる柔軟なシステムを構築します。

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  • フルスタック開発

フルスタック開発者は、フロントエンドとバックエンドの両方に精通している開発者です。このタイプの開発者は、プロジェクトの全体像を把握し、どちらの側面も担当することができます。フルスタック開発者は、データベース管理、サーバーサイドロジックの構築、UI/UXの設計など、多岐にわたるスキルセットを持ち、プロジェクトの初期段階から最終段階までを担当することが可能です。

 

フルスタック開発者の利点は、その多様なスキルセットにあります。プロジェクトのあらゆるフェーズで貢献できるため、チーム内での役割が柔軟であり、特に中小規模のプロジェクトやスタートアップにおいて非常に価値があります。Indeedの調査によると、フルスタック開発者はテクノロジー分野で4番目に需要のある職業であり、その需要は年々高まっています。

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