下町ロケットを読んでみている | カオル 母4★歳です!

カオル 母4★歳です!

2人の男子の母であり、少々手抜きの妻であり、放送大学の3年生であり、そして4★歳の女子であります!日々日常が、平凡ながらも平和であり、そして充実していることが目標です!!

最近、急に本が読みたくてたまらなくなった。


小さい頃は本を読むのが好きだった。

といってもワタシは、いろいろたくさんの本を読むタイプではなく、

気に入った本を、それこそ100回も200回も、1000回も、読んでは楽しむタイプだった。

先の分からないストーリーを追うのが、精神的に疲れるというのもあったかもしれない。

とにかく斜め読みでも飛ばし読みでもいいから、最後まで読んで結末を知って、

それから、ゆっくりと何度も何度も読んだ。


文章の書き方に好みがあるようで、気に入った作家のものをたくさん読んだけれど、

気に入らない作家のものはほとんど読まない偏屈者でもあった。


それは、脈絡のない、ただのほんとの「好き嫌い」。なんの意味も理由も無いものだけど、

あえて気に入らないものを読む必要もないと思い、好きな作家のものだけを読みこんだ。


今振り返っても、その好みはなんなんだ、というものばかりだけれど、

38歳になった今でも、嫌いだったものは嫌いだし、好きだったものは好きだ。


例えば、宮沢賢治がきらい。芥川が嫌い。太宰が好き。

志賀直哉が好き。森鴎外が好き。夏目漱石が嫌い。

井上靖が好き。村上春樹が好き。星新一が好き。


そんな勝手な好き嫌いの中でも、本を読むことが好きだったワタシが、あるときを境に

一切の本を読まなくなった。


それは短大国文科1年のとき、国文学の授業で、明治文学を読破せよ、という課題を

与えられ、明治時代の文学を片っ端から読むことを強要されたことがあった。

1年間で130冊近くの、明治時代の文学をとにかく読んだ。

岩波文庫から出ている、全ての明治時代の文学だ。

面白いとか面白くないとか、そういうことではない。

当時の文学について学ぶのだから、当時の文学を知らなければならないわけで、

そういう理由で読んだ。

国文学だけを受けているなら構わないのだが、1年生だったので基礎教養科目も多い中、

1年間で130冊もつまらなく読みにくい明治文学を読むのは本当にきつかった。


そして、1年間が終わり、すべてを読みきったとき、ワタシはすっかり本が嫌いになっていた。

卒業し、就職してからのワタシは、ほとんど新しい本を読まなかった。

過去に読んで、相当気に入っていたいくつかの本を、繰り返し読むのみだった。


結婚し子供が生まれてからは、一切読まなくなった。

自分ひとりの時間もないし、少しあったとしても、そんな寸暇を惜しんでまで

本を読みたいなど、微塵も思わなかった。


ところが。


なんだか最近、本が読みたいな、とふと思う。

電車で本を読んでいる人がいると、いいなあ、と思う。


それで、勇気を出して図書館で本を借りてみた。

娯楽本のように簡単な、すぐに読めそうな、面白そうな本。


とても、すばらしく、有意義な時間がもてた。

読み終わったとき、ワタシはとても満たされた思いだった。

本を読んでいる自分が、何より素晴らしいと思った。


それで、また新しい本を借りた。


また同じ気持ちを味わうことができた。


それで、この前本屋にいって、ついに、久しぶりの久しぶりに本を買った。

それが「下町ロケット」


買ってから、なんとなく読まずにおいておいたが、ついに今日ひらいてみた。


とても興味深く読めそうだ!


なにぶん子供が2人もいる身なので、なかなか本を読む時間はないけれど、

通勤時間だけでもいいから読み進めよう。

明日の通勤が、少し楽しみになった。