日常の一コマ一コマがいちいちカワイイ街でしたね。
早朝着ということもあり、思いのほか寒かった3月のパリはこれが2回目。
初めてのパリは、さかのぼること約7ヶ月。
1年間のオーストラリア生活を終えて、ヨーロッパの周遊を初めて1週間ほど経ったときでした。
お金も体力も終盤戦になり、1泊のホテル代を浮かすために夜行バスを駆使していた頃。
フランクフルトからその日に出発する夜行バスの行き先にパリを見つけ、迷わず切符を買った。
憧れてたフランス、パリは、いとも簡単に手に入ったような気がした。
どんな街なんだろう。
期待しながらバスに乗り込んだものの、道中とっても不安。
だって、私、小汚いバックパッカーだったんですもの。
思い描くカフェやアンティークショップ、一流ブランド、街並に今の私はふさわしいのかしら。
履きつぶしたリーバイスとコンバースで、その地を踏んでもいいものなのかしら。
結局、バスターミナルに着くとすぐさまチケット売り場に並び、2時間後に出発するブリュッセル行きの切符を買ってた。
そのとき誓いました。
次は絶対この街にふさわしい姿で来よう。
あれから日本に帰国し、社会復帰し、バックパッカーから何とか元のオシャレ大好き人間に戻った。
新しい職場で初めてとる長期休暇は絶対パリに行こう、そう決めてた。
シャルルドゴール空港から鉄道で北駅へ。
切符の買い方分かんない。
オタオタしてると後ろに並んでたデッカい黒人のお兄ちゃんが助けてくれた。
ボンジュゥルしか知らないもんだから、「北駅」さえ言えずガイドブック指差す私。
何とか駅まで着いたら出口分かんない。
ダダ広い駅の構内を何度も何度も往復する。
フランス人は英語がキライ。
そんな先入観もあるから誰にも聞けない。
右往左往30分。
ダメ元で英語使う。
なんだ、最初からそうすればよかったよ。
思いのほか優しい駅員さん。
久しぶりに吸う異国の空気。
行き交う人々や、ただのカフェでさえ気分を高揚させてくれる。
ホテルに荷物だけ預け、朝ごはんを求めて目についたカフェへ。
ほんとにクロワッサンとバゲットだし。
ポットとミルクピッチャーでサーブされるカフェオレだし。
赤いギンガムチェックのテーブルクロスで、気分はすっかりパリジェンヌ。
この街は私の飽くなき好奇心をどこまでもどこまでも満たしてくれる、そんな気がした。