こんなことじゃいけないと思う。
あまりにも彼が大好きで、だけど今は一緒に生きることなんて出来なくて。
それでも、他の人にまるで興味が持てなくて。
彼といられない時、抜け殻になる。
本当に、こんなことじゃ情けないんです。
彼がいなくちゃ何もできないなんて。
いつまで甘えているつもりなんでしょう。
とても届かないと思っていた彼の心に、今はわたしだけが近づいていける。
わかってる。
それは、一緒にいられるよりもずっとずっと、素敵なこと。
だけど。
ひとりで生きることはできないんです。
本当は、手を繋ぐことさえも出来ないあの人の子供が欲しい。
子供を捨てたわたし。
どうして?なんでそんなことができるの?自分の子供でしょう?って。
わからないのです。
自分の子供じゃ、ダメなんです。
愛する人と混ざり合って生まれた--そう思えないとダメなのです。
もう一緒にいられない。明日にでも別れを切り出そうと思ってた。
そんな中で新しい命に気がついてしまったら、もう何もできませんでした。
おろすことも、愛することも。
本気で悩んで相談しても、「好きにすれば」。
10年経っても、つらい。
一方的に傷つけた母親です。
つらいだなんて、あまりにおこがましい。
それでも、あの人の子供が欲しいと本気で願っている罪深さ。
時が経っても癒されるどころか、ますます傷口は広がっていくようです。
わたしじゃない。こんな母親から生まれてしまったあの子の。
そう思うこと自体、あまりにもエゴイスト。
それでも涙が止まらない。なんと愚かな。