私はこの病気にかかるまで、腫瘍マーカーがどういったものなのか、全くわかっていませんでした。


毎年、区の検診で結果を聞きに行くときに、「腫瘍マーカーも基準値ないですよ」と言われていたのは「胃」だったのです。

色々な腫瘍マーカーがあることは、初めて知りました。


CA125、CA19-9、CEA、SCCこの4種類の腫瘍マーカー値を調べました。

初めからCEA、SCCは問題ありませんでした。


初診から、2日後、血液検査の結果を聞きに行きます。


先生「kaorinさん、マーカーがとても高いんだよね。CA125→1550、CA19-9→712」


2日前に良性の可能性もあると言ってくださった先生の表情も真剣です。


私「えーーー、2週間でこんなに上がってしまうものなのですか?」


先生「調べたいと思いますので、PET-CTの予約を取りますので明日受けてください。それと脚の血栓の超音波を今日受けて帰ってください。」


私「血栓?・・・・」


先生「お腹の中に、癌があると血栓ができやすくなります。超音波で調べます。kaorinさん、お腹が張ったり、何か自覚症状はありませんか?」


私「特に、これといって感じませんが・・・」


先生「マーカーはとても高いんだけれど、kaorinさんはちょっと元気すぎるんですよね・・。」

先生は首をひねっています。


やはりお医者様は、数値だけではなく全身状態も見ているんですね。

今思えば、腹膜播種がないか、調べようとしてくださったんだと思います。


そして、とぼとぼと検査室行き、脚の超音波を1時間ぐらいかけて受けました。


帰りに技師さんに「血栓はありましたか?」と尋ねると

「結果は先生から伺ってください。でも、明らかな血栓があると、このまま歩いては返しませんよ」

とおっしゃってくれたので、少し安心して帰りました。