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今からもう何年も前になるけれど
今 思い出しても ちりりと胸が痛むような
とっても辛いことがありました


当時 私はギリギリのところで
綱渡りをしているような精神状態で
やっと生きてる感じでした



そんな折に出会った ある年配の女性に
「あんたは泣きが足りん。だから辛いの。
 心の底から泣いて泣いて泣き切ったら
 乗り越えられるもんよ。
 思い切り泣きなさい。」
とあっけらかんと言われ 泣き崩れた覚えがあります


毎日毎日 泣いて暮らして
体液のバランスまで崩していた私には
「これでも泣きが足りないとか 意味分かんない
 もうこれ以上 苦しいのイヤだ~」
と 心が折れてしまいました



若かったなぁ^^




でも




それから何年もたって
その言葉の意味が ようやく分かるようになりました


どうやら 
私の泣きは ただの自己憐憫であって 
癒しをもたらすものではなかったようです



「私ってなんてかわいそうなの」と
そこから出た涙は 
いかに自分が惨めで哀れなのか
それを確かめるためのものだったから
いつまでたっても 辛いまんま

言わば 落とし穴に落ちて 
更に穴を掘っているような感じでした

泣くことで余計に囚われて 抜け出せなくなっていたのです



しかし時が経つとともに 癒しをもたらす涙というのは
感じている悲しみや怒りといったマイナスの感情を
しっかりと味わい尽くしたときに溢れる 
感情の浄化機能なんじゃないかと思うようになりました



そう思えるようになったのは子供のおかげ



子供を見ていると とても単純
「わ~ん!!」と泣いたかと思ったら
泣き止んで 嘘のようにケロッとしています

まるで バケツをひっくり返したみたい
心にたまった感情をざーっと流しておしまい

あとに引きずらないのが 私には不思議でした




ある日

子供のように 大声で泣いてみました(一人きりでね)
ただ 悲しかったから
悔しかったから
寂しかったから



涙とともに こぼれていく感情たち



子供をお手本に
わんわん泣いて 泣いて
泣ききったら すっきりと霧が晴れ
子供が生まれることで
モノトーンからパステルカラーにまで回復していた私の世界に
極彩色のカラーが戻って来た感じがしました



ただただ 頭を空っぽにして大声で気の済むまで
涙を流し 大声でなくということがこんなにも気持ちのよいものなんて

声をあげずになく子供だった私には 大きな発見でした
そして あの老婦人の言葉が 頭をよぎったのです

「心の底から泣いて泣いて泣き切ったら
 乗り越えられるもんよ。」




涙をながすこと それは
神様が人間に与えてくれた 前に進むための浄化装置なのかも



「女は泣いてキレイになる」なんて言葉もあるくらいだし
良い涙を流して どんどんキレイになりましょう
目は幾分 腫れるけどね