初期⑤… | かおりん

かおりん

70代の親の扱いに困り果てた43歳の日記(4歳1歳の育児奮闘中)

3度目の検診に行く朝

 

娘はまだ幼稚園に通っていなかったし

 

夫ぺいたくんメガネ

 

法人化したばかりの我が社勤務で

 

勤務時間を自由にできたこともあり

 

ふたりにお留守番をしてもらって

 

ひとりで病院へ向かった病院

 

待合室にいる間はずっとずっと

 

無事であるように祈ってはいたけれど

 

もしだめだったときの場合

 

落胆しないための理由をいくつも

 

自分で探していたような気もするショボーン

 

もう年も年だから

仕方のないこともある

初期流産のほとんどは

染色体の異常によるもの

9週目の壁

初期流産の確率

40代の流産の確率

 

いろんなことを考えながら

 

呼ばれるのを待っていたショボーン

 

泣いても笑っても苦しいのは

 

きっとこの今だけ

 

ここの結果次第で次へ向かって

 

動けるはずの通過点と思いながら

 

診察室に呼ばれたニコ

 

 
いつも聞かれるのは
 
「前回から今日までになにか 
変わったことはなかったですか?
 
激しい腹痛や大量の出血など
 
聞かれても決まって答えは
 
「出血も腹痛もなく
少しつわりがあるかなくらいですキラキラ
 
と答えるウインク
 
じゃあ診ましょうねと促されて
 
診察台に乗りエコーの画像を見ると
 
素人でもわかるほど
 
中には何もなくなっていて
 
見事に空っぽになっていたガーン
 
 
膣内のエコーの機械を右左と
 
念入りに先生は動かしていくけど
 
どこにも見当たらないので
 
「あ、いないですね。
これって流産ですよね。
うそ…ガーン
 
と私から言ったら
 
「うーん…
そういうことになりますかね…
あちらでお話しましょう」
 
とお互い沈黙になり身支度をして
 
お話をしに行ったショボーン
 
気丈に振る舞ってはいても
 
覚悟を決めて病院に来ても
 
涙が出るのは仕方がないムキー
 
座って先生が話し始めて
 
 
じわじわと実感が湧いて涙が出て
 
あぁこれはちょっと話に
 
集中できないと思い
 
「あ、ちょっと待ってください」
 
と時間をもらって数秒
 
一呼吸置くために
 
話を止めてもらい
 
持っていたハンカチで涙を拭いたショボーン
 
そこで8週目の稽留流産と
 
正式に診断がされたショボーン
 
いくつか紙を出してきて
 
手術をするかどうか
 
しないで待つ方法もあるが
 
自然排出ならいつからまた
 
妊活を始められるかはわからない
 
外出先で出血することもあり
 
その場合感染症などのリスクもある
 
といった話をされたショボーン
 
私は流産というものは
 
いきなり血がドバっと出てきて
 
あぁ赤ちゃんが…
 
みたいなのを想像していたから
 
痛みも出血もないのに
 
流産と診断されたことに
 
まず頭が追いついていかなかったショボーン
 
だって先週は確かにそこに居て
 
心拍だって確認できたはずなのにショボーン
 
次にいきなり手術をしようか
 
どうしようかと言われると
 
それも予想外で最良の選択をしようにも
 
頭がパニックで追いつかないので
 
とりあえず言われたことだけは
 
聞き逃すまいと自分で自分に
 
『気を確かに』と言い聞かせて
 
先生からの話を聞いていたアセアセ
 
手術は簡単で5分〜10分
 
麻酔で痛みもなく
 
寝ている間に終わること
 
吸引で大まかに中身を出して
 
残った部分は手作業で少し
 
掻き出すこと
 
主治医である理事長先生が
 
担当すること
 
入院はしなくてもいいけど
 
朝から午後までかかること
 
体への影響など頑張って聞いて
 
次の妊活を早く再開したいのと
 
手術の日程などは問題なく
 
病院に合わせて取れることもあり
 
手術をしていく方向で話は進んだショボーン
 
つわりみたいに思ったものは
 
まだ体は妊娠継続中で
 
妊娠の反応があったのは自然なことショボーン
 
このあとは手術に向けての
 
下準備が3件ほどあり
 
すぐには帰れないものの
 
先生との話はここまでで終了ショボーン
 
夫に急いでメールをして
 

 
次にまた呼ばれるのを待ちながら
 
手術への不安があるような
結論が出てスッキリしたような
バチが当たったのかなぁとか思ったり
授かることはムリなのかなと思ったり
 
娘は1歳でまだそんなに話はしないから
妹が弟がほしいなんて
一度も言われたことないのに
娘に対して
「お姉ちゃんに
してあげられなくてごめんね」
と思ったり
 
なによりお腹にいた子に対して
「ちゃんと産んで
あげられなくてごめんね」
と思うともう泣けて泣けてショボーン
 
そしてこのあと検査やら
 
手続きやらでまだまだ
 
病院にいなくてはならず
 
午前中の産婦人科で
 
無事に生まれて退院していく
 
生まれて7日目くらいの
 
ホヤホヤな赤ちゃんや
 
お腹の大きな妊婦さんを見ては
 
無事に妊娠すること
無事に出産すること
元気に2人が退院すること
 
どれも奇跡なんだなと思って
 
ながめて呼ばれるのを待ちましたショボーン
 
viva まだ続くアセアセ
 
ばーいパー