もう実家に行くな | 緑の芝生の中で・・・

もう実家に行くな

先日の風邪の続きなのか、一旦よくなったもののその後またすぐにダウンした息子。
最初に熱が出てからかれこれ3週間だよ…
その間熱が上がったり下がったりしながらよくなってきた。

今日は連休中日の平日、明日からまた小児科も休診だ。
熱がなくて元気でも、薬だけでももらってくるべきか…そんな思いもよぎったが、旦那はアンチ医者&薬。

私は幼い頃から、例えば薬を4日分もらったら、治ったと思ってもきちんと飲み続けないといけない、と言われ続けてきた。
しかし旦那は、薬は云わば体に毒をあげてるのと同じだから、熱がなくて元気なら飲まなくて良い、と言われて育ったらしい。
旦那の実家に来れば、当然旦那の考えが多数派な訳で。
息子も、そのように育つのか…


しかし、息子の風邪は確実に良くはなってきている。
私としては、早くよくなった姿を実家の親に見せたかった。
だから、熱もなく元気でいる状態なら連れていきたかった。

だが、実家に行く前に色々と買い物につれ回したのがまずかったのか、4軒目辺りで熱っぽくなってきた。
実家で熱を測れば、39.0℃。
実家なら座薬か頓服を使用するほどのライン。
しかし、熱がちょっと上がったからといって大騒ぎし過ぎだ、と言う旦那。
と言われても、逆にあんたは何故そんなに冷静で居られるのか、と聞きたい。
熱をしっかり測る前から、実家に行けば、何故明日から連休だとわかっているのに薬だけでももらってこないんだと言われるのは目に見えていた。
なにより、また実家の親にはぐったりした息子の様子しか見せられなかったのが辛い。
同時に、いやね、薬至上主義の人ばかりではなくてね、とりあえずあなたの娘が嫁いだ先がこの家とはかけ離れた考え方なんですよ、…とは言えず、実母の口撃に耐えるのみだった時間がとても長く感じられたのも辛かった。
結局息子は実家では食欲もあまりなく、遊ぶ元気もなく、熱っぽく終始ボーッとしていた。

一刻も早くこの状態から脱したくて、実家から逃げるように飛んで帰った。
帰りの車の中、息子は冷えピタをおでこに貼りながらよく眠った。
そして、旦那の実家に帰って着替えればなんと、…元気になった。
おそらく眠って汗をかいて熱が下がったんだろうけど。

着替えさせていたところに、出掛けていた義母が帰ってきた。
この義母がまた、悪気はないのさ。
それは分かってる、よくしてもらってるしめちゃくちゃ好い人なんだけど、言葉が直球なんだ。

「タイトル」

その心は、子どもにとって長距離運転が負担になっているかもしれないよ、だったが、この一言は精神的に参っていた私にはトドメの一言だった。

私には味方が居ない…居場所もない…改めてそう感じた。
息子を寝かしつけながらも涙が止まらなかった。