楽「おっ、なんだなんだ~」

私「おせちだよ」

龍「うわ~、早く開けてくださいよ~」

楽「そうそう、早く開けて見せてくれよ」

天「もう、2人とも子供だな~」

楽「お前に言われたくね~よ」

龍「まぁまぁ」

私「はいはい、大きい子供が3人もいると大変。羽多野さんを見習いなさい。」

羽多野「(うっわ~、おせちか~。早く見たいな~、ワクワク)」

楽「さすが、大人の男は違うな~」

龍「本当、羽多野さんは落ち着いてるな~」

天「意外とドキドキワクワクしてたりして」

羽多野「ギクッ」

天「ほら、図星」

羽多野「天にはかなわないな~、だっておせちだよ。色んな物が入ってて楽しいじゃない」

楽・龍「そうそう」

私「本当は天くんも楽しみにしてるんでしょ?」

天「そっ…そうだよ。僕だって楽しみにしてるさ」

楽「相変わらず素直じゃないな~、だから子供だって言ってんだよ」

龍・羽多野「まぁまぁ」

私「じゃ~開封の儀、参ります」
私「じゃ~ん、今年は仙台、伯養軒のおせちにしました~」

4人「イェ~イ」

羽多野「すごいですね~、たくさん入ってるじゃないですか」

私「一応、和洋折衷です」

龍「やっぱり沖縄とは違うな~」

楽「まさか沖縄のは、豚の頭とか、ミミガ~とか入ってんのか?」

龍「いや、どんなイメージしてるんだよ」

天「沖縄と言えばで想像したんだろうね」

楽「悪いかよ、スマン」

羽多野「地方ごとに色んなおせちがあるかもね」

私「そうですよね、長野ももう何年もお正月には行ってないけど、テーブルに乗りきらないほど料理もあるしね」

羽多野「そうそう、正月からお腹パンパンになるよね~」

楽「さぁ、早く食おうぜ」

私「あっ、ごめん。私今日は友達と初詣だから、夜になりま~す」

4人「え~~~~~」

楽「なんだなんだ~、彼氏か~?」

私「違う違う、女の子だよ。私の彼氏は~、今目の前にいる4人だよ」

4人「イェ~イ」

私「だ~か~ら~、夜まで待っててく~れ~る~?」

4人「は~~~~~い」

私「じゃ~行ってきま~す」

4人「行ってらっしゃ~い」

楽「よし、じゃ~それまでかるたでもしてようぜ。羽多野さん、確かパディントンのかるた出たよな」

羽多野「楽、よく知ってるね~」

楽「かおりに聞いたんだよ、あいつもパディントン大好きだからな~。って2階にいるパディントン兄弟はどうした?」

龍「あ~、2人と楽のモンぬいは、ベッドで寝正月だって。」

楽「あいつらいいよな~、いうもかおりと一緒に寝てるんだから」

天「楽も一緒に寝ればいいじゃない」

楽「バッ…バカ言うなよ」

天「あっ、赤くなってる」

龍「俺も羨ましいとは思うけどね」

羽多野「パディントンとモンぬいは、まだ子供だからね」

天「じゃ~僕は子供だから、一緒に寝てもいいよね」

楽・龍・羽多野「そんな時だけ子供になるな~」

羽多野「はっ…俺はおじさんか…」

楽「あんたは十分若いぜ」

龍「そうですよ、羽多野さんは全然変わらないじゃないですか」

羽多野「そうか~、まぁ2人がそう言ってくれるなら嬉しいよ」

楽「じゃ~、とにかく正月遊びでもして、かおりが帰ってくるの待ってよ~ぜ」

全然(あいつどこしまったんだ~、手分けだ手分け~)