「ほら! オレが ここで待っててやるから」





土の匂い


どこか懐かしく思う公園で


転がっていた 木の枝の棒


それ持って


キミが描いた まぁるい 円。



まるまるまる。


まるまるまる。



その先に…。




円を 描いて


縁を 紡いで



そしたら


キミの背中が 大きく見えて



わたしは思わず


けんけんぱー。 って。




幼い頃の わたしに なれそうで


けんぱー けんぱー  けんけんぱー。って。



キミの背中を 追いかけて


けんけんぱー。



おぼつかない足取りかもだけど


けんぱー けんぱー  けんけんぱー。って。






キミの見て来た景色は


どんなだろう…?



思い浮かべた瞳を


思い浮かべた景色で


けんけんぱー。



片足よろよろ  バランス 取って


けんぱー。けんぱー。けんけんぱー。って。




キミの背中に 抱きつけたなら



振り向いて


抱きしめて


手を繋いで




その先の景色 



一緒に


見られるだろうか…




手を 繋ぎ


心 繋ぎながら


けんけんぱー。って…