ここだけは

誰にも教えたりしないわ




潮風の香り

深く深く



波の音

さやさやと



窓から射し込む光

煌めいて




ゆっくりと流れる時間(とき)


眩しい朝の ダブルベッド







洗いたての

ダメージジーンズに 脚を通し

素肌に あなたのシャツを羽織る




まだ 夢の中


頬をそっと両手で包み

あなたへ 

おはようのKissを





「ん…」

「おはよう。散歩して来るわ」

「ん…ああ…」






熱い体温のまま

朝を迎えた二人





一人 海辺へと 歩きながら




あなたの余熱に包まれた

わたしは わたしを抱きしめ

あなたを感じる






熱かった体温も


そよぐ潮風が

あたたかな温もりへと変え…






それは 堪らなく


愛おしく…







ただ ただ


あなたが愛しくて…








(お借りしています)